2012年09月19日
Mちゃんの矯正治療 第二回 ~矯正開始はいつから?~
前回、矯正の相談に伺った時は5年生だったMちゃんも、中学生になりました。
先生から”矯正をはじめるには中学生になってから”と言われていましたが現在の口の中の状態は
どうでしょうか?
お父様とお母様が見守る中で検診が始まりました。
★ 診察室にて ★
まずは歯のクリーニングです。歯科衛生士さんが歯垢染色剤で磨き残しをチェックして くれます。 歯並びのデコボコしているところは磨き残しがありました。 |
衛生士さん(以下DH):「歯ブラシが当たらない部分があるので、フロスでの掃除も大切ですよ」
DH:「今、身長はどのくらい?」
M:「150cmないくらいです」
DH:「乳歯はもう全部抜けかわりましたか?」
M:「はい」
前回の取材で永久歯に生え変わってきたころがいちばん矯正治療にいい時期だといわれていました。
どうやら治療に最適な時期のようです。
ペーストをつけてブラシでクリーニング、その後はフロスできれいに。
さらに細い器具でクリーニングをして頂きました。
クリーニングが終わってひるま先生の検診です。
ひるま先生(以下Dr): 「歯並びは気になる?」
M:「う~ん、さわるとでこぼこしてるのが気になります」
Dr:「治療をするのにちょうど良いタイミングですよ。前にもお話をしたけど、歯を抜いてすきまを作って、でこぼこを治していきましょう」
お父様(以下F):「矯正の治療をするのに遅すぎるということはないですか?」
Dr:「一番奥の第二大臼歯(※注1)が生えてきているので、矯正治療を開始するのにちょうどよい時期です。ただ抜歯の治療でないなら、矯正治療はしない方がよいですね」
F:「わかりました」
Dr:「今のMちゃんはアングル2級(※注2)の状態です。予測よりは顎が大きくなっていますね」
お母様:「まだ顎は成長するのではないかと期待してしまうのですが」
Dr:「顎の成長はそろそろ終わった時期なんです。これ以上大きくなるのは難しいです」
※注1:中央から数えて7番目の奥歯。親知らずが生えてこない場合、この歯が一番奥の永久歯になります。 |
F:「抜歯した歯を冷凍保存すれば、将来歯を失った時に自分の歯であれば移植できると聞いて、抜歯の保存を考えているのですが・・・」
Dr:「後の移植の成功率が低い事と、実際に移植の機会があっても20年~30年後なので、高額な費用もかかりますから僕たちはもったいないかなと思います。それよりも矯正治療後のメンテナンスをしっかりやる方がよいですね」
F:「そうなのですね。次回までにどうするか考えておきます」
F:「自分も口元が出ていて娘の口元が心配なのですが、矯正治療をすると口元は下がりますか?」
Dr:「下がりますね」
先生の言葉にお父様とお母様、Mちゃんからも笑顔が溢れました。
Dr:「今日は経過観察とクリーニングの予定でしたので、次回から検査して詳しく説明します」
M:「ありがとうございました」
本日の検診は無事に終了しました。
|
●● 取材を終えて ●●いよいよ次回から本格的な矯正治療がはじまります! |
投稿者 Kanba : 2012年09月19日 15:22