2012年12月28日
子供の矯正ドキュメント ~番外編~
前回、お姉さんのMちゃんと一緒に診察をうけたT君の精密検査にうかがいました。
T君は小学4年生で姉のMちゃんととても仲が良いです。男の子は女の子より身体が発育する時期が後になるので、Mちゃんよりも矯正の時期は遅くなるのではという事でした。
T君の適切な治療開始時期を調べるために本日は必要な検査を行います。
★診察室★
ひるま先生(以下Dr):「今日は矯正の開始時期を調べるのに必要なレントゲンや口の中の写真撮影と歯型をとったりします。」
最初はレントゲンからです。
衛生士さん(以下DH):「じゃあ顔のレントゲンと手のレントゲンをとりますね」
器具の調整をして必要な撮影を行います。
手のレントゲンは成長の比較の資料になります。
ひるま先生や衛生士さんが不安にならないように撮影中も声をかけてくれていました。
※撮影した写真をお借りしました
Dr:「歯型をとる前に歯の噛み合わせの型をとるね」
ひるま先生にロウで噛み合わせの型をとってもらいました。
この後衛生士さんが口の中の撮影を行いました。口を横に引っ張ったり、上と下に引っ張ったりと大変でしたがT君は平気そうでした。
今回一番大変だったのが型どりでした。
T君は今まで型どりをした事が無く生まれて初めての経験です。口の中に知らない物を入れるのはとても緊張します。
型どりを始める前にきちんと器具が歯のサイズに合っているか粘土を入れずに確認しました。
当たって痛いところは無いか確認が終わるといよいよ型どりを始めます。
DH:「固まる前に動いてしまうと口の中でぐちゃぐちゃになっちゃうので、動かないように頑張ってくださいね。型どりは気持ち悪くなってしまう人もいます。上の歯よりも下の歯からの方が平気な人が多いので下からいきますね。」
しっかりと衛生士さんが頭を固定してくれています。
T君は口を閉じられないのがちょっと苦しそうです。
DH:「1、2分で固まるので我慢してくださいね。口の中に唾がたまっても飲み込まなくていいですよ、口の外に流しても大丈夫なので無理しなくていいからですね」
苦しくないように態勢を変えて上の歯の型をとります。
型どりが終わって本日の診察が終了しました。
スタッフ:「型どりをしてみてどうだった?」
T:「大変だった・・・」
ちょっとお疲れのT君でしたがユニットから降りると安心したようで、診察が終わった後は元気一杯になっていました。
T君、お疲れ様でした!
●● 取材を終えて ●● 今回終了したのは第一検査でした。診療の時間は1時間程度でした。次回、口の中の虫歯と歯周病検査を行います。Mちゃんの検査と同じ流れなので、ご家族も安心して見守っています。 |
大人になった時にも健康な歯でいられるように、今から大事にしていきたいです。
投稿者 Kanba : 2012年12月28日 15:59