とりす歯科矯正

院長:鳥巣秀男
〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢971 鈴木ビル 6F
Phone:0466-27-5050 URL:http://www.toris.jp/
JR東海道本線、小田急江ノ島線の藤沢駅から徒歩5分、1階にレンタルビデオショップがあるビルの6階にとりす歯科矯正はあった。休診日にもかかわらず、快く取材に応じてくださった鳥巣秀男院長先生。明るく笑顔の素敵な先生だ。

― 一般歯科医ではなく、矯正歯科医になろうと思ったきっかけを教えてください

動機ですか。不純なんですよね。(笑い)学生時代、矯正のカリキュラムというのは、他の保存や補綴などに比べてとても少なくて、しかも僕は授業をさぼってばかりいたんです。試験の時は単位を落とさない程度に勉強してぎりぎり通るという感じでね。それで国家試験の時に考えたのが、保存や補綴は7〜8割ぐらい点が取れるけれど、それを9割10割取ろうと思うと非常に難しい、それなら4〜5割しか取れていない矯正を7〜8割取れるようにする方が簡単だということなんですね。実際に簡単でした。(笑い)だから最初は国家試験対策で勉強し始めたんですが、やっていくと面白いなあと思うようになったんですね。

― 矯正のどういうところに惹かれたんでしょうか。

今思うととんでもない間違いなんですが、セファロっていう首から上のレントゲン写真があって、その分析方法が科学的に見えてとても面白かった。この数値であればこれ、というように数値を見ればきちんとした解答が得られる、とてもわかりやすいと思っていたんですね。簡単に習得できると考えていましたから。

― 認識が変わったのは?

歯科医である兄に勧められて行った講習会で、与五沢文夫先生の講義を聞いてからです。目が点になりました。それまでの甘えた考えを全て覆されましたね。まず出された症例を見てこんなに綺麗に治るのかと驚きました。同じ装置を使っているのに、なぜこうも違うのか。それと矯正治療に対する哲学があるということですね。学校の授業や教科書、講習会などで得られるものは知識ではなく情報に過ぎない、自分で経験して反省して評価して得たものが知識であると。だからきちんとした資料を残しておいて、反省と評価を繰り返していかなければならない。例え、何十年と経験があったとしてもそれだけではダメなんですね。

鳥巣先生は、5、6センチも厚みのあるファイルを、これが一人分ですと見せてくださった。現在では1500人分ほどもあるというファイルは別に資料庫を借りて保管しているそうだ。先生はそれらをいつも手に取り、反省と評価を繰り返す。そして一生保管し、後継者ができた場合には情報として譲るのだという。