大切な歯を守るために、この歯医者はお勧めしません。
まずこの歯医者さんは10人弱の歯科医が勤務しています。クリーニング等を除き、基本的に歯科衛生士は付かず、コスト削減のためか担当医一人が治療を行います。

当方は子供の頃から歯が弱いため、これまでにかなり多くの歯医者さんに歯を診て頂いてきました。
その中で、個人的にここはワースト3に入ります。
ある程度長く通院していましたが、何度も不満を持つことがあり、このたびついに我慢の限界が来たので転院することに決めました。

以下、不満点やトラブルを簡潔に箇条書きします。

1.突然の担当変更(通知無し)
2.重要事項の事前説明が無いことがある
3.どの歯科医もお世辞にも腕がいいとは言えない
4.コスト削減、高回転のためかいい加減な治療を施す歯科医がいる

1.について
治療後、しばらく期間を空けて次の予約を取って訪れると、「担当医は辞めたので今日から私が担当します」と治療室に入った後で突然言われました。
新たな担当医は、麻酔の段階から力加減が悪く、億劫な態度の女医で、その際作った仮歯も合わず、とてもその歯科医に今後も治療を任せたいとは思いませんでしたので、担当を再度変更して頂きました。

また、新たな担当医に変わった後、仮歯が取れたために電話予約をして付け直しに行くと、「今日は担当医がお休みなので私が治療します」と、またもや治療室に入った後で別の歯科医から突然の通知。
後述しますが、その歯科医は相当酷かったです。

歯医者とはいえ、治療は患者が医師に信頼をおいていて行うべきものであるところ、このような事前確認もない診療のあり方には、甚だ疑問を抱きます。

2.について
難しい根幹治療を行わなければならない歯があり、この歯医者から専門医の紹介をされました。根幹治療のみ専門医が行い、その後の被せ物はこちらで作るとのこと。
ところが、専門医の治療が始まった後になってから、こちらで作る被せ物についても保険適用ができない(専門医の治療が自由診療となるため)旨を通知されました。
それ自体は仕方のないことですが、当初「約20万円かかる」と言われていたものが、あとになって「被せ物でさらに10万円かかるので合計30万円」と言われるのでは大きな違いです。
信頼のおける対応とは思えませんでした。

3.について
先述の他、前歯の治療を行った際のこと。
左右の前歯の隙間にできた虫歯のため、両方の歯を削り穴を埋める治療を行いましたが、治療後歯の裏に違和感が。
原因は片側の歯の詰め物を大きく盛りすぎていることと、そもそも左右が対称になるように詰められておらず、わずかに右側の歯が歯間より左まで盛られているせいだと視認しました。
違和感があるので、後ろ側に大きく盛りすぎた部分を削って欲しいと頼んだところ、その部分を削ってもらいましたが、その際に余分に充填材ではない元の歯の部分まで削られました。
その結果、前歯の先が僅かに透けるほど薄くなる箇所があり、放置すれば歯が欠ける危険があるため別の医院で補強してもらうことになりました。
合わせ鏡を使って目視すると、明らかに裏におかしな段差ができています。削る前は盛りすぎ、削った後は別の場所まで削りすぎのため。

ちなみに充填剤は「良いものを使った方が長持ちする」とのことで、自由診療のものを選択し3万円かかりましたが、3万も払うほど大切にしようとする歯にこの治療とは呆れ返ります。

また、別の担当医(本来の担当がお休みで突然代行した院長)
仮歯が取れたために再度接着をしに行ったところ、流れ作業的に歯を付けて「終わりました」とのこと。噛み合わせの確認どころか、「高い感じはしませんか」等の確認もなし。
その時点で歯が高い感じがして違和感がありましたが、さっさと終わらせようという流れに押されたのと、付けた直後のせいでそう感じるだけなのかと考えそのまま帰宅しました。
ところがやはり違和感は消えず、明らかに高い感じと、しっかりはまっていないせいで前後の歯からも違和感がある状態だったのでその日のうちに再度来訪。
「うまくはまっていないようなので付け直して欲しい」と伝えると、あまりいい顔をされませんでしたがそのまま椅子に寝かされ治療に入りました。
しかし代行担当医である院長が取り出したのはドリルでした。即座に中止求め、「削る気ですか?」と問うと、悪びれもなく「はい、その方が速く終わるので」とのこと。
装着感そのものに違和感があり、付け方がおかしいのだから削って誤魔化すのではなくしっかり元通りに付け直して欲しいと強く申し付けると、渋々といった様子で付け直しに。
今度は高くないかを接着前に確認し、付け直しました。違和感が消えたので、やはり最初の取り付け方がおかしかったのだとその時点ではっきりしましたが特に謝罪等は無し。
それどころか、「仮歯は長くは保たないから云々」と話を逸らして言い訳を始める始末。「それは別の話であり、今回に関しては最初の付け方が単に雑だっただけな話ではないのか」と言われて初めて、形だけ謝意を表してました。
その仮歯は3日後に再度外れました(魚を食べていただけ)。よく考えると、付け直しの際に歯や仮歯をしっかり洗浄し直していた記憶がなく。接着剤のセメントが残っている状態で付け直したせいで接着強度が低かったものと思われます。

当時は在勤の歯科医がフロアに院長しかいない様子で、忙しなく他の患者さんと並行して診ている様子でしたが、忙しいからといってこのようないい加減な治療を平気で行うことが信じられませんでした。

時系列が前後しましたが、決定的だったのが前歯の治療でした。他の歯も治療中だったり被せ物作りが必要ですが、もうこれ以上この医院に期待できることはなく、むしろ技術的にも精神的にも信頼のおけるところが無いという評価に至り、通院をやめることに致しました。

ご参考になればと思います。

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