天野矯正歯科

院長:天野憲人
〒202-0014  東京都西東京市富士町4-13-25 シーリン東伏見2F
Phone:0424-60-8421 Fax:0424-60-8422 URL:http://www.e-kyousei.jp/
院長先生は日本歯科大学新潟歯学部を卒業後、同大学病院の矯正歯科で15年間診療を続けてこられた。そこの患者さん達が、病院を離れて5年経った今も先生に定期診断をしてもらいたいと希望するため、ひと月に数日新潟まで診療に通っているそうだ。

― 強い信頼関係ができているんですね

僕のどこがいいのかわかんないんですけどね。そこの病院が再診料をとらないからかもしれない(笑い)。でも、実際に治療をした医者がずっと定期診断をするっていうのは、本当に必要なことで、価値のあることです。

― 大学病院で15年、開業してから5年、どのような症例を診てこられましたか

大学病院というのは、普通の医院では治療の難しい患者さんが数多く来られます。ですから、矯正の適応症の方というのは、ほとんどすべての症例を診ていると思います。ただ、時代とともに治療法も変わってきます。例えば、今までのやり方だときっとこういうマイナスがあるだろう、と。ところが現在では新しい治療法がある。どんどんそういうことも取り入れて患者さんの理想のイメージに近いところに持っていくのが大事です。しかし、治療法を選ぶのは患者さんですから。充分な説明をし、納得してもらってから治療に入ります。

― 患者さんのイメージするところを理解するのが大変ですね

それがとても大変です。モルフィングで顔を作って見せることもできますが、私はやっていません。その通りにならないことも多いからです。7割ぐらいは、こうなるかもしれないけれども、3割ぐらいはならないこともある、という話はなかなか納得してもらうのが難しいです。患者さんにとっては、0か1でしかない。自分の思い描いたとおりになっているか、なっていないか。もちろん、でこぼこしているのを治す、不正咬合を治すという技術的な面での治療に関しては、治るよと言います。でも美しい口元になりますよというのは難しい。患者さんの理想像を理解するのが本当に難しいところです。

― 天野矯正歯科医院では、初診が無料ですね

はい、相談は無料です。ただ、目で見てわかる範囲での診療ですので、実際には精密検査(レントゲン、写真撮影、歯型の採取等)をしてから詳しい治療方針などをお話ししていきます。

― 抜歯、非抜歯に関する考え方を教えてください

もちろん、抜かなくていいのに抜歯することはありません。きれいな歯並びを考えた時に歯を抜いた方がいいとなれば、そういうお話をして納得してもらえたら抜歯します。絶対に抜歯してほしくないという人も沢山いるし、それは患者さんが選ぶことです。 中には歯は抜きたくないけれど、きれいにしてほしいという人もいて、そういう人は治療を進めていく段階で、やっぱり抜いた方がきれいになるということを自分自身で納得されて抜歯を選ばれました。 抜歯しないときれいには並ばないと思われる患者さんには、実際に治療例をお見せして、非抜歯でいくとこの程度、抜歯するとここまでになりますという説明をします。それでも非抜歯で、という方にはそれで治療を進めます。こちらはできるだけ多くの選択肢を提示して、よりよいと思われる治療法をお勧めしたいと思っています。

― 子供の矯正治療として予防治療というのがあると聞きましたが

これまでは永久歯が生えそろってからの治療が一般的でしたが、乳歯と永久歯が両方生えている時期から予防治療をした方が、その後の矯正治療に負担が少ないことがわかってきました。当医院でも予防治療を行っています。