ひるま矯正歯科

院長:晝間 登喜男 晝間 康明
〒190-0012 東京都立川市曙町2-9-1  菊屋ビルディング2F
Phone:042-526-3376 Fax : 042-528-1102 URL:http://www.hiruma.or.jp/

― これからの課題は

矯正治療終了後に定期診断をしていますが、患者さんにしてみれば、歯列が崩れていないかと診てもらうだけで何千円かを支払うことに、段々価値を見出せなくなって足が遠のいてしまうんですね。しかし、親不知による崩れや虫歯や歯周病などによる土台からの崩れなどは、細かく定期診断をしていたら防ぐことができるのに崩れてしまってから来院されるという状況が多くなっています。それらを改善していかなくてはいけないと思っていますね。

もうひとつ、新潟大学の矯正科で学んでいる医師達は厳しいトレーニングを積んでいるので非常に高い技術力を持っています。彼らの技術をより多くの患者さん達に理解してもらい、生かすことができるよう貢献していきたいと思いますね。そういう矯正歯科界を創っていくことが僕の使命であり、患者さんの幸せにつながると信じています。

僕自身の最終目標としては、自分の子供に尊敬されるような矯正歯科医になることですね。僕は息子の名前に、父から一文字もらってつけました。将来僕に孫が出来た時、僕の名前から一文字使ってくれたらとても嬉しいですね。

― 将来自分の子供に医院を継いでほしいですか

歯科治療が今後存在するのかわからないし、特に歯科医の道に進んでほしいとは思わないですね。

ただ、僕は矯正治療を通して社会に貢献していると思っているので、自分なりに価値の見出せる仕事に就いて、人の役に立ち社会に貢献する人になってほしい。たまたま同じ職業であったけれども僕は父のそういう道を継いだんです。僕の子供にもそういうことは望みたいですね。

パワーが溢れ出ている。康明先生が中心となった新生「ひるま矯正歯科医院」が一歩を踏み出した。これまで大先生が築きあげたものをさらに大きく発展させていく力強い一歩なのだと感じられる。

尊敬する父親への信頼、今まで大学で学んできたことへの自信、そしてはっきりと定まった目標へ向かっていく揺るぎない力。他に必要なものは何もないだろう。

前回の訪問記で「二代目の憂鬱云々」と書いたが、なんのことはない。憂鬱なんて微塵も感じられなかった。それでさえも前向きの力に変える術を持っている立派な先生であった。本日はありがとうございました。 (04.9.8/ひるま矯正歯科にて)