文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
□ ホームへ □ 使い方 □ 最近の質問 □ 質問をする □ 質問一覧 □ 質問全文表示 □ 検索
[ 最新質問及び返信フォームを質問トップへ ]
この質問内容の全ページ数 / [0]
- Child Forum -
回答にご協力頂いている先生のWEBサイトはこちら「小石川矯正歯科クリニック」
□ ホームへ □ 使い方 □ 最近の質問 □ 質問をする □ 質問一覧 □ 質問全文表示 □ 検索
[ 最新質問及び返信フォームを質問トップへ ]
質問内容表示 | |
---|---|
[1142] 外国で矯正と外科手術 - ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ あゆこ -(2003/10/10(Fri) 07:40:10) □U R L/ 2年以上前から、こちらで、度々お世話になっているあゆこです。また、先生のアドバイスをきかせていただきたく思い、投稿させてください。 現在、引き続き、ヨーロッパに住み、矯正をしています。下顎が2年半、上が2年くらい経過しました。歯並びも揃い、口元が奥に入り、前歯も噛み合うようになり、(前は全くかめませんでした)矯正前よりずいぶん見た目もよくなったと思います。ですが、まだ、口を完全に閉めようとすると、顎が梅干しのようにしわがより、意識していないと、口が少し半開きになっている状態で、前歯全体も少し出ている気がします。 先日、レントゲンや、型をとったところ、上顎全体がですぎていて、完璧な噛み合わせにはなっていないとのことで、顎の骨をきる外科手術をすすめられました。写真でみた横顔や正面の風貌は、審美的な点からは、アジア人として問題のない範囲なのだそうです。ですが、今の状態のまま矯正を終わらせると、将来的に、歯にも顎にも負担がかかり、また矯正だけで治そうとすると、一生、装置をつけているくらいの覚悟になるそうです。ですが、歯根は今ですら短くなっているので、そのためには、負担が大きすぎるとのことでした。 インプラントを打つ治療の可能性などもおききしたのですが、私の場合は、完璧にかみあわせるにはやはり手術以外にないと、言われました。この治療を始める前に手術の可能性が、先生にはわからなかった事もあり、一部、手術費用を病院側が負担するとまでいわれました。手術をするかどうかは、もちろん私に決定があるのですが、一応、近いうちに、矯正の先生にご紹介をいただいた、手術をお願いする先生のところにお話だけでもききにいく事になっています。手術以外にないのかと思いながら、思いがけない治療の展開にとまどっています。 どのような手術にもリスクはあると思いますが、矯正の外科手術におけるリスク(風貌が大きくかわったり、麻痺などが残る)はありますか。 また、ヨーロッパ人とアジア人の顔立ちは全く違うことから、ヨーロッパで手術を受ける事は、アジア人の顔つきに適応しない事などもあるのでしょうか。(矯正の先生は問題はないとおっしゃるのですが、) 私のように数年の矯正後に、はじめて手術の必要性がでてくる例というのはよくあるケースなのでしょうか。思ったより動きがなかったということもあるのでしょうが、自分の中では矯正に失敗したのだろうかという疑問もあります。歯はふつうの人よりも大きいです。 担当の先生には、ここまではっきり手術をすすめられているのですが、他の治療の可能性はあるのでしょうか。やはり外科手術となると覚悟がいります。今の状況でなにか先生のアドバイスがいただけますでしょうか。よろしくおねがいいたします。 |
[1145] Re[1]: 外国で矯正と外科手術 矯正治療だけでは無理との判断- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2003/10/10(Fri) 15:21:55) □U R L/ http://www.koishikawa.com <ヨーロッパからの相談、覚えています> 治療終了近くになり、矯正治療の限界を指摘され、また移動してきた歯の根も短くなっているとのことで、大変ですね。担当医がそのように判断されたとすれば、多分そちらの医療環境としてはその方がよいとなるのでしょうね。この結果についてはコメントできません。 さてそうはいっても心配ですね。日本でも上顎前突のような症例で、外科処置をすることは少なくありません。その場合、上顎骨を手術し後方に移動するか、下顎骨を骨延長手術といい前方に大きく移動する方法があります。どの方法をとるのかわかりませんが、移動してきた前歯の歯の根が短くなっていることなどを考えると、手術も必要かなと思われます。 手術はアジア人種の顔の形態を考えて行われると思いますが、これはそんなに心配はないでしょう。しかしできれば手術後の状況をシミュレーションしたものを見せて欲しいと依頼したらどうでしょう。多分、技術的には可能と思われます。むろんシミュレーションですから100%一致することはありませんが、おおよその感触はつかめると思います。このような経過の中で手術を受けることを検討してたらよいと思われます。 <矯正の外科手術におけるリスク(風貌が大きくかわったり、麻痺などが残る)はありますか> これはあります。しかし、術式としては数多く行われておりますので、具体的に担当医や手術にかかわるスタッフ(例:麻酔医)に質問することです。 <私のように数年の矯正後に、はじめて手術の必要性がでてくる例というのはよくあるケースなのでしょうか。思ったより動きがなかったということもあるのでしょうが、自分の中では矯正に失敗したのだろうかという疑問もあります。歯はふつうの人よりも大きいです。 担当の先生には、ここまではっきり手術をすすめられているのですが、他の治療の可能性はあるのでしょうか。やはり外科手術となると覚悟がいります。今の状況でなにか先生のアドバイスがいただけますでしょうか> 手術を伴う矯正治療に移行する可能性がある場合には、治療途中で、手術を検討することがある旨、お話しておくことが一般的ですが、予期せぬ症状の出現(前歯の過度の歯根吸収の出現、思ったように移動しない歯(患者さんの体質、医量側の技術)があると、治療を中断し、患者さんと手術を含め話し合いを行うことが通常です。この時、患者さんにしてみれば、そういう話は聞いていない、では今までの処置は失敗か?、など気持ちをもたれることが当たり前に出てきます。担当医はその患者さん治療をうまく進めようと全て努力していますが、そのような急に出てきたような治療計画の変更の提案は、私どもでもないとはいえません。診ていないのでなんともいえませんが、書かれている内容を考えると、やはり手術の併用かなとの感はあります。それ以上のコメントはできません。 心配でしょうから、今の状況を、他の矯正医で相談しても良いのではないでしょうか。そうすることにより、もし手術をするにしても納得度は高まると思われます。 |
[1146] Re[1]: 外国で矯正と外科手術 矯正治療だけでは無理との判断- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ あゆこ -(2003/10/12(Sun) 02:04:32) □U R L/ お答えいただきましてありがとうございます。 シュミレーション写真は、既にみせていただき、おおよその感覚はつかんでいたのですが、やはり不安でした。風貌の変化、麻痺などについては、担当の先生も、手術スタッフにきくようにとの指示でした。今のところ、不安ながら手術の方向で考えるようにしています。 いろいろなホームページで情報を収集しているのですが、日本で手術を受ける方は、計画として、2週間程度の入院のようです。ですが、担当の矯正の先生によると、入院は一週間、もう一週間は様子をみたうえでですが、自宅で休みをとる事がこちらでは通常のようです。 そこで、先生に質問なのですが、体質的に、白人とアジア人の回復力に差はあるのでしょうか。偶然かもしれませんが、一般的な手術後のアジア人と白人をくらべると、どうもアジア人の方が回復が遅いような気がするのです。そうなると、やはり2週間の入院は覚悟をするべきかと思っています。 また、日本人でこのような手術をした後、手術前のような日常生活が送れるようになるのには、平均的にどの位後なのでしょうか。 仕事の事などもあり、どのくらいまとめて休みがとれるか、また復帰できるかなども頭を悩ませています。 手術上のことは、もしかしたら先生の専門外のことかもしれませんが、おわかりになる範囲でおこたえいただけますでしょうか。 よろしくお願いいたします。 |
[1147] Re[2]: 外国で矯正と外科手術 矯正治療だけでは無理との判断- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2003/10/13(Mon) 15:49:28) □U R L/ http://www.koishikawa.com <手術に関しての追加> いろいろなホームページで情報を収集しているのですが、日本で手術を受ける方は、計画として、2週間程度の入院のようです。ですが、担当の矯正の先生によると、入院は一週間、もう一週間は様子をみたうえでですが、自宅で休みをとる事がこちらでは通常のようです。 そこで、先生に質問なのですが、体質的に、白人とアジア人の回復力に差はあるのでしょうか。偶然かもしれませんが、一般的な手術後のアジア人と白人をくらべると、どうもアジア人の方が回復が遅いような気がするのです。そうなると、やはり2週間の入院は覚悟をするべきかと思っています。 日本ではやはり平均は2週間でしょう。これは人種差の回復状況というよりは、システム上の問題でしょう。詳しく書きますと、入院1日目;手続き、入院説明、手術の時に用いる顎の位置を決めるシーネと呼ばれるものの調整(2日目でも行うことはあります)、2日目教授回診、外科の先生の診察、3日目;手術、流動食(チューブなどを用いて)、手術後4〜5日目(入院7〜8日目):手術の時に顎の位置を固定するため上下の歯についているワイヤーを上下的に結んであった、細いワイヤー(糸状)やゴムの結紮線(結ぶもの)を外す、この時から柔らかい食べ物を取ることを始める。その後:4〜5日後(入院11〜13日目:約2週間目)退院というのが一般的です。1週間後の退院をさせるということは、流動食から一般食に変更ができることを目安にしているのでしょう。また日本では、この顎変形症と診断された症状は全て保険が適用されますので、2週間という予後を確実に診てゆきたいと思うシステムであろうと思います。米国などでは御承知のように、デイサージェリーというように患者さんの金銭的負担をかけないため、早期の退院となることが少なくありません。このような国柄の医療環境の差もあります。日本では、退院後多少顔がはれていますが、仕事はされている様です。 |
[1156] Re[3]: 外国で矯正と外科手術 矯正治療だけでは無理との判断- ■済! / 質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ あゆこ -(2003/10/15(Wed) 02:37:10) □U R L/ 大変わかりやすくお答えいただきましてありがとうございます。先生の書かれた事をいろいろ参考にさせていただき、治療に望もうと思っています。 |
- チェック質問を
削除キー/
この質問内容の全ページ数 / [0]
この質問に書きこむ |
---|
- Child Forum -