文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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[1584] No Title- ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ けいこ -(2004/07/29(Thu) 16:33:50) □U R L/ 娘の矯正についてご相談したいのです。 上の前歯の歯根が治療中に短くなり治療を途中で断念することになりました。 こんなことは、たびたびあることなのでしょうか。 治療を受けている矯正の先生の説明ではこんなことはめったにないことで、原因も わからないがこのまま経過を観察していきますとのこと。 担当の先生の説明に納得がいかないのですが、なにせこちらは専門的なことがわからないので反論のしようがありません。 こんな結果で、これからも治療費を払い続けなくてはならないのでしょうか。 短くなった歯根はもう元に戻らないといわれ、娘もショックを受けています。 ご意見をお聞かせください。 |
[1585] Re[1]: No Title- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ うさぎ -(2004/07/29(Thu) 23:18:24) □U R L/ 私ももともと歯根が短いと言われて、歯根吸収のリスクがあるといわれて、歯科矯正をしています。 どの位の割合でなってしまうのでしょうか? リスクが大きいなら、途中ですが、中止したいと思っています。 |
[1586] Re[1]: No Title- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2004/07/29(Thu) 23:58:31) □U R L/ <矯正治療中、歯根が短くなった> 歯の移動に伴い、多少は根は短くなる傾向を有します。むろん程度問題ですが。 一旦短くなった歯根がもとに戻ることはないと考えられます。極端に短くなってしまった対応は、治療途中でも治療を中断して(ある程度納得するような歯の位置を基準に考えることが多いのですが)今までの歯の移動の後戻りがないように安定化させる、またそうはいっても前歯に隙間があったりするような場合ではその後歯を移動する力を弱め、少しづつ移動を行い咬合機能に特に支障のない範囲まで移動しその時点でワイヤーをはずし咬合の安定化を図る、さらに今後かなりの量の歯の移動が必要な場合には犬歯の後ろ当たりの隙間はそのままとし将来人工の歯を付け(いわゆるブリッジやインプラントなどといわれる処置)対応する、などが考えられます。他の方法もあるでしょうがこのような処置が典型的と言えましょう。 関連した記事で、歯根吸収がある方が矯正治療を行っているとのことですがかなり先生は気を付けて少しづつ歯の移動を行っているのではないかと思われます。この点については担当医に質問して下さい。 この記事を読んで、私であればどうしたかと考えましたが、治療途中ですが少し弱めの歯に移動力を用い、ある程度患者さんが納得してくれる位置まで移動を行うことを考えるのではないかと思いました。むろん程度問題ですが。そして抜歯症例であれば犬歯の後ろに空隙を残して終了するように計画するかも知れないと考えました。あくまでも無責任な私見であるかも知れませんが。 また歯根吸収の原因については今の歯科医学では不明です。はじめからそのような歯根吸収がみられるのであれば、治療の途中で治療を上記のようなある程度納得するような位置まで動かし治療を終了するかも知れないことを了解してもらった上で治療を開始することはあります。一方、途中の予期せぬ変化として過度の歯根吸収が生じた場合には、その現状を患者さんにお話し、両者でその後のことを相談し、対応する(対応は前述の内容)と思います。 |
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