文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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[212] セカンドオピニオン- ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ Bee -(2001/06/15(Fri) 12:41:27) □U R L/ こんにちはBeeと申します、ヨロシク御願い致します。 このHPは、とても勉強になる為、頻繁に拝見させて頂いていおります。 私は現在、国立大学病院の矯正科と口腔外科(顎関節症)に通っています。 両科に通い始め、もうすぐ1年になるところです。 早速、質問させて頂きます。 最近、セカンドオピニオンを利用したいと思うようになりました。 実際に他医院の歯科医に診てもらい意見を聞きたいな…と。 ちなみに、特に転院という気持ちではありません、今のところ。 この為には、いったいどのような行動を起こしたらよいのでしょうか? カルテ、レントゲン、写真、歯形など 現在担当医に資料を用意してもらわないといけないのでしょうか? そして、セカンドオピニオン先は自分で探してよいのでしょうか? また、その際の相談料は? 以前、私が「矯正の歯の写真など貸していただけないのですか?」と尋ねると、 現在担当医は「外への持ち出しは出来ないんです」と言われました。 なにか、良きアドバイスを御願い致します。 |
[213] Re[1]: セカンドオピニオン- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/06/15(Fri) 15:16:49) □U R L/ http://www.koishikawa.com <セカンドオピニオンということ> セカンドオピニオンという立場で、患者さんあるいは関係者(私の場合は未成年者では御両親か保護者の方まで、成人の方は本人、既婚者の場合は婚姻関係にある方と限定しています)の相談を受けるということについては、受ける医療従事者としては相等覚悟がいります。 セカンドオピニオンとしての具体的な相談内容には次のようなものがあります。 (1)治療を開始したいが、その前に色々な意見を聞きたい。 例:治療の必要性、治療費、抜歯の必要性、先生との相性度など (2)現在の担当医の処置には疑問がない。治療を開始し、治療の途中であるが、 処置内容について意見を求めたい。 例:治療計画全般、抜歯と非抜歯について、治療の進行度、治療計画の変更事 項(下顎骨の過度の成長発育の出現により矯正治療単独では難しく下顎骨骨切り手術などの併用となったが、このようなことはあり得ることなのかどうか?)、治療中の予期せね変化の出現に対する対応(歯肉炎など歯周病の出現により計画した歯の移動量を達成しない方が得策なような場合など)など他にも色々あります。 (3)現在の担当医ならびに治療環境などに少し疑問や悩みを持つ。治療は開始し ているが他の専門医にも意見を聞き、スッキリした状態で現在の治療を勧め たい。 例:(2)の例とほぼ同じ (4)転医(医師が代わること)を意識し現在までの治療内容を他の専門医に聞い たり、確認したりしたい(転居の場合の転医は除く)。 このような治療開始前のちょっとしたものから、内容によってはセカンドオピニオンを巻き込んでの医療問題となることもあります。従って、(2)(3)(4)の時点での相談内容、アドバイスには慎重を帰します。当然といえましょう。 <セカンドオピニオンの現状> 矯正治療に関するセカンドオピニオンの実情を積極的に調査した報告はまだ少ないと思います。従って、アドバイスをする、相談に乗る、という中での決めごとなどはありませんし、作ること自体無理があるのかも知れません。では一人歩きしているセカンドオピニオンということに対しどのように接触し、意見を求めたらよいかということになります。そこでいくつかの例を挙げ、参考にして頂くことにします。 (1)公的医療機関(大学の付属歯科病院など)の矯正科に相談する。 これはよくあることです。多くの先生方がいますので、初診係の先生が御自身で判断できなければ、先輩の先生や、上司の先生方にも相談することになり相談内容も充実するものと思われます。相談のしがいがあると思います。 (2)他の開業している矯正医に意見を求める。 これも有りがちです。例えば、ある患者さんが今の治療について友だちと話したとしましょう。その友だちは自分が通っている先生を紹介するから相談したらどうか、ということになり、セカンドオピニオンを求めることになります。他方、そのような環境になければ、出版されており本、雑誌、ホームページなどからセカンドオピニオンを見つけ出向くことになります。いずれの場合も、先生の個人的な意見が強い場合があり、やもすると批判的な意見に出会うことも少なくありません。それであれば複数の矯正医の意見を聞くことが必要と思われます。患者さんの相談内容のある部分は一方的、独断的なこともあります。従って、相談された側はあくまでも中立的な立場を守らなければなりませんが、なかなか難しいのが実情です。従ってセカンドオピニオンといっても、治療開始前では活用できますが、治療が開始したとなるとなかなか意見を聞けません。相談される先生側にとっても患者さんからの治療経過などを聞くなかで想像し、アドバイスをしなければなりませんから実際はこのような立場、状況で相談に乗ってくれる開業の先生を見つけること自体、至難のわざともいえましょう。 関連して、Beeさんが資料の持ち出しを先生に依頼し、断わられた件ですが、一般的には持ち出し、貸し出しは難しいでしょう。特に公的医療機関では通常無理だと思います。開業医の所でもほとんど無理だろうと思われます。親切な先生でもコピーした資料などが限界かなと思います(多くの場合実費が請求されますし、このような先生もほとんどいないと思いますが)。 <それではどうすればいいか?Beeさんの場合> 相談したい矯正医のところへ予約を入れる。 (1)現在自分は 〜〜のところで治療を受けているが治療について少し悩みがあるので一度相談したいので予約をさせて下さい(注意:治療に疑問があるなどといえば断わられることもあります、悩みと疑問は類似した言葉ですが表現の仕方でことなります)と問い合わせたらいかがでしょうか?。 (2)その時、相談料金がいくらかかるのかは尋ねておいて下さい。初診相談と判断されれば、5000円〜10000円の範囲かなと思います(定かではありませんが)。 (3)資料は無理に準備せず、出向く。かなりの経験がある先生であればおおよその予測はつくと思います。ただしこれは予測、推測の域を出ませんことを理解しておくことがよいと思います。 (4)最後は、現在の担当医とよく話しながら治療を進めることです。そのような状況にいたらなかったら、その時また考えてみましょう。 <セカンドオピニオンというシステムの今後?> 私自信、色々考えていかなければならないことを実感しています。検討する課題は紙面の関係で省きますが、ポイントはいかに中立的な立場で話を聞き、アドバイスするかということです。多くの場合、資料は持ち合わせていない状況ですから、アドバイスの範囲を決め、決して無理な推測、安易な意見をしないように努めることと思います。またそのようなシステムとそのシステムに賛同する先生方の組織を早急に構築することが必要と思われます。そのシステムは相談する側、相談される側、相互に責任を持たされるものでなければなりません。そう考えることにより、医療を取り巻く環境、状況の本質が浮き上がり、より安全で、安心なシステムができるだろうと思います(私見)。 |
[214] Re[1]: セカンドオピニオン。追加1- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/06/15(Fri) 16:54:54) □U R L/ http://www.koishikawa.com <Beeさんへ> セカンドオピニオンとしての相談先のない場合には、当方に連絡して頂いても構いません。現在段階では、ボランテイア的に相談を受けていますので費用はかかりません。ただしエックス線写真など、相談の内容によっては実費がかかります。このような場合=金額がかかる時は、その場で費用はお話ししますし、確認を取ります(高額ではありませんので安心して下さい)。相談のみであれば基本的には費用はかかりません。 |
[218] ありがとうございました- ■済! / 質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ Bee -(2001/06/18(Mon) 21:32:40) □U R L/ わかりやすいアドバイス、ありがとうございました。 そして、先生のところにお伺いすると思います。 資料などを持参することは出来ないと思われますが ヨロシク御願い致します。 本当にありがとうございました。 |
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