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    [2160] 反対咬合と内分泌系疾患について-

    ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ きもと -(2006/09/01(Fri) 00:19:25)
    □U R L/

      1)反対咬合の治療途上で、奥歯がかみ合わなくなってしまいました。

      34歳女性、反対咬合の治療のため、ストレート・エッジワイズ法の矯正装置を装着して1年9カ月になります。
      下顎が過成長+中顔面が凹の骨格性反対咬合で、難易度が高いといわれましたが、2カ月ほど前にやっと上顎と下顎の入れ替わりが起こり、現在通院している歯科の先生には、あと1年ぐらいでブラケットを外すのを目標にしているといわれました。
      前歯が入れ替わった段階で、奥歯のかみ合わせが悪くなり、現在、一番奥と2番目以外の奥歯がかみ合っていません。一番奥と前歯だけでものをかんでいる状態です。
      下顎の奥歯が内側に倒れ込んで低くなっていて、上顎とのあいだに1ミリ程度の隙間があります。
      通院中の歯科の先生は、このような例を経験したことがないそうです。
      いずれ、すべての歯がしっかりかみ合うようになるのでしょうか。または、なんらかの別の手段をとったほうがいいのでしょうか。

      2)咬合異常に関係がある内分泌系の疾患について、教えていただければ幸いです。

      内分泌系の疾患が反対咬合の原因となることがあると聞いたことがあります。内分泌系の問題がある場合、それを解消することで、矯正治療の促進や終了後の歯列の維持のために役立つことがあるのでしょうか。
       なお、現在は貧血気味というぐらいで、ほとんど風邪もひかない健康体ですが、思春期から25歳頃まで気温が下がってくると全身に蕁麻疹(原因不明)が出て、高熱が出ました。25歳以降は発症していませんが、何か体質的なものとの因果関係が考えられるでしょうか。




    [2161] Re[1]: 反対咬合と内分泌系疾患について-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2006/09/01(Fri) 10:50:17)
    □U R L/

      1)反対咬合の治療途上で、奥歯がかみ合わなくなってしまいました。

       文面から治療中の変化のひとつとして考え、その現状が(奥歯がかみ合わない)2〜3か月続くようでしたら再度先生にお話したらよいと思われます。現在の状況の原因については色々考えられることがありますが、担当医に訴え続けることでさらに注意深く治療を遂行して下さると思います。
       これからもこのコラムに継続して質問をしてください。具体的なアドバイスは診ておりませんので、すみません。

      2)咬合異常に関係がある内分泌系の疾患について、教えていただければ幸いです。

       内分泌系の疾患の中で成長ホルモンの過度の分泌などがありますと下顎などが前方に大きさを増します(身長も過度に伸びます)=巨人症、末端肥大症などです。特異な症状ですので心配であれば内分泌科などへの受診が望まれます。この疾患はまれですので特に心配されなくてもよいのではないかと思われますが。
       参考:栄養の偏り、過激なダイエット、ストレス、睡眠不足などの日常的な要因がありますと歯の移動速度が鈍くなることもありますので、食事睡眠には十分にとられることをお勧めします。




    [2163] Re[2]: 反対咬合と内分泌系疾患について-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ きもと -(2006/09/04(Mon) 00:26:12)
    □U R L/

      早速のご回答ありがとうございます。

      1)奥歯がかみ合わない状態になってから、すでに2カ月ほど経過しています。
      現在通院中の先生矯正歯科の専門医ですし、誠実な方ですが、私のようなケースの経験がないということで対応策を考えあぐねている様子です。
      できれば転院はしたくないのですが、奥歯がしっかりとかみ合わないと、歯列矯正でかえって不具合が生じるようではと思うと不安です。いまの状態を解消する方法として、このようなケースに対応した経験のある先生にアドバイスを求め、治療計画書を書いていただくということは、法的に可能なのでしょうか。また、その場合、妥当な謝礼の金額はいくらぐらいと考えられますか。

      2)ストレスや睡眠不足には心当たりがありますが、仕事の性質上、なかなか変えられず、それが悩みとなって、またストレス……という悪循環になっています。これを機会に悪循環の改善に努めたいと思います。




    [2164] Re[3]: 反対咬合と内分泌系疾患について-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2006/09/04(Mon) 06:54:59)
    □U R L/

      <現在の治療について>
       他の先生にセカンドオピニオンを求めるのは得策と思われますが、相談先の先生が現在の先生に対し〜〜のような治療が考えられるというような提案書(治療計画書)を書いてもらうようなことはほとんど無理と考えた方がよいでしょう。そのような具体的な提案書を書く先生はまずいないということ、もし提案書が書かれそれを見た先生は、それならばその提案書を書かれた先生の所で治療をした方がよいでしょうということに、多分なると思われます。このような状況が考えられますので、現在の先生に不安を感じるようであれば、転医を考えた方がよいとも思われます。現状で他のクリニックへの転医を考えている旨を担当医にお話した方が現状を打破する可能性は高いかも知れません。診ていませんのでこの当たりがアドバイスの限界と考えます。
       




    [2166] Re[4]: 反対咬合と内分泌系疾患について-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ きもと -(2006/09/05(Tue) 13:27:51)
    □U R L/

      なるほど、わかりました。

      実は、セカンドオピニオンを求めていくつかの矯正歯科医に問い合わせの電話をしたのですが、私のように比較的難しいケースの治療経験をホームページで公開している先生や本を書いたりして割と著名な先生には断られてしまいました。

      あきらめずに、もう少しセカンドオピニオンを求めてみるとともに、担当医にも相談してみたいと思います。

      貴重なご意見を聞かせていただき、本当にありがとうございました。


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