文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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[306] 治療が終わってしまったのですが。- ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ toko -(2001/10/23(Tue) 00:02:04) □U R L/ 20代後半の女性です。 2年前に矯正を始め(上下2本ずつ犬歯の後ろの歯を4本抜歯してから矯正をしました。 )、 そして先日ワイヤーが取れたばかりです。 今は保定装置を入れています。 何点かお伺いしたい部分があります。 どうぞよろしくお願い致します。 @左上の犬歯の後ろとその次の歯の間に1.5ミリ程の隙間があります。 同じく左下の犬歯とその次の歯の間にも1ミリ程の隙間があります。 医師によれば、 これが噛み合せの良い状態だとおっしゃいます。 正面から見ればわからないものの、 笑った顔を横から見ると隙間が見えて目立つのでとても気になります。 上下の犬歯の後ろの歯が、 あと1ミリずつでも前進すれば隙間が目立たなくなると、 私の素人考えで思ってしまうのですがいかがでしょうか? 医師との契約書には3年6ヶ月まで治療が出来ると書いてあるので、 今なら再治療が出来ると思うのですが? また、 抜歯をしてから矯正をすると人によっては何処かの歯に隙間が残ることがあるのでしょうか? A歯と歯が重なっていた部分を矯正しましたところ、 歯と歯同士は接しているものの、 何箇所かの歯茎の部分に隙間が出来てしまいました(歯茎の後退と言うのでしょうか?)。 こちらに関して医師は、 そういった体質の人がいるし、 年を取ると誰しも歯茎が減ってきて隙間が出来てくるから仕方ないとの事でした。 ワイヤーを外してしばらく様子をみるとの事ですが心配しています。 こちらは再矯正では治らない部分でしょうか? また、 直す方法はありますでしょうか? また、 先程の2点の質問についての追加事項です。 @、 A共に、 再矯正で治らない場合は、 どう行った治療法方が考えられますでしょうか? また、 治療の時期は、 補定装置が取れた後が適切でしょうか? 宜しくお願い致します。 |
[307] Re[1]: 治療終了時の犬歯の後ろの隙間?前歯の歯茎の隙間?- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/10/29(Mon) 08:56:08) □U R L/ http://www.koishikawa .com <お詫び*先週は日本におりませんでしたので遅れました> <治療後の症状と対応について> 1. 犬歯の後ろの隙間? ワイヤーや矯正装置(歯についているのも、ブラケットと奥歯のバンドなど)をはずすことを担当医が判断する時の一つの目安として、上下の歯のかみ合わせが1歯対2歯というかみ合わせになっているかどうかを考えます。多くの場合、このような判定基準に、下顎を前後左右に動かさせ、スムースな下顎運動の軌道が確保されているかどうかもチェックされます。話の内容から、想像ですが、終了時のかみ合わせがこのような状態になってもなお、犬歯の後ろなどに隙間が残る場合もあります。具体的な例は次のような場合です。 (1)上下のかみ合わせは良好であるが、犬歯の大きさが小さく、そのために隙間を詰めてしまうと、かえって目的とするかみ合わせの状態にならないようなことになる場合、犬歯の後ろに隙間を残すことはあります。しかし、このような状態を長くしていますと食べ物が隙間に入り、かえって歯肉を対祝させてしまうこともあります。対応は、装置をはずし数ヶ月から半年ぐらいその隙間の状況、歯肉の状態を観察し、必要に応じ小さな大きさの犬歯を人工的なかぶせものなどで修復し、隙間を閉じることが多いようです。この場合、犬歯を削ることになりますから、人によっては嫌いますので、このままTOKOさんが書いていますよう定期的な観察を行います。しかし長年の経験から推測すると、結局、再治療で犬歯の後ろの隙間を再度閉鎖するか?、あるいは人工的な歯のかぶせものによる修復を選択される方々が少なくないようです。ーーーー先生とよく相談し、tokoさん自身、この隙間は気になるので具体的な対応方法を教えて欲しいといった方がよいでしょう。このことは次に説明する、前歯の隙間とも関係します。 2.前歯ににられる歯肉部の隙間?その対応? 20代後半の女性という表現をされていますので、治療開始年齢は私達、矯正医が呼ぶ<成人期の患者さん>といことになりましょう。この時期から治療を開始する患者さんは、若年者(中学生や高校生低学年)との治療上の反応系には異なりが見られます。その代表的な反応例が、上下の前歯に見られる、治療終了後の歯と歯の間の歯肉の、一見退縮したような状況=隙間がある?、歯肉が下がった?歯肉の健康度が低下した?などの所見です。 この原因の多くは、治療開始前に重なっていた前歯がきれいに配列されてくると、元々前歯の形は台形ですから台形と台形が隣り合えば当然台形の長さが短い辺の下には隙間のような形が形成されることになります。従って、治療開始前にこのような成人に特有の所見の一つが治療後半にす応じる可能性を伝えておきませんと、治療が終わったが歯肉が下がってしまった、といことになります。むろん最初の状態を診ていませんので何ともいえませんが、多くの場合の例です。 ではどうすればよいかということになりますが、台形は長方形に形を変えれば、この部の隙間は減っていきます。デイスキング、スライスと呼ばれる隣りあった歯の接触部を各歯0.5〜1.mm程度細くします=長方形のような形に近づけます。そうすれば前歯に見られる歯肉の隙間の量は減少してゆきます。程度にもよりますが、一つの解決策であり、多くの臨床医はこの処置を行っています。その処置は歯を削るからダメだという先生もいますが現実的な対応の一つです(スライスの後、その部を研磨し、フッ素などをつけます)。ではほかの方法はといいますと歯肉が歯に付着する位置を上に上げるような手術(歯周病の先生方が対応されています)もありますが、元々の症状と治療後の症状を対比させながら考え、検討されることが望ましいと思います。当然患者さんの意見も重要ですから、先生に気兼ねすることなく、積極的にどうしたらいいのかを相談してください。私どもははじめからこのような前歯の隙間が生じる可能性の大小を話しておきますので、多くの場合はスライスという歯の形をわずかに変えることが多くあります。できるだけ歯を削りたくないという方は、定期的な観察を通じ長期の観察管理を行います。私どもは、ワイヤーなどをはずした後、約2年を目安に矯正治療を一段落させますが、その時、矯正治療費はそこで終了し、その後の定期管理観察に関して料金をできるだけ下げ、年に2回程度の継続的な管理を行います。 患者さんにしてみればいつまでくればいいのかということになりますが、患者さんが通院したくない、通院できない(転居など)というまではいつまでも長期に管理をしてゆくのが小石川の基本的な考えです。このような体制をとっておきますと、患者さんは安心し、海外に行かれたりしても安心してメールでの相談をしてきます。従って、担当されている先生が3年6ヶ月までは治療をするという主張とはかなり異なります。少し横道にそれましたので本題に戻ります。 いずれにせよ<犬歯の後ろの隙間><前歯の隙間>対応方法はあると思われますので、 今、至急先生と相談し再治療の検討(長くはかからないと思われます)をされた方が得策と思います。 料金などのことも聞かれておく方がよいでしょう。 何かあればどうぞ。 |
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