文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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[330] 乳歯の噛み合わせについて- ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ あっちっち -(2001/11/16(Fri) 22:22:30) □U R L/ 11ヶ月の男の子の母親です。 上下4本づつ歯が生えてきているんですが、噛み合わせが逆になっています。 上の前歯が奥側に少しVの字のようになっているようです。 私自身も噛み合せが悪くて、下顎が出ているようなのですがやはり遺伝なんでしょうか? まだ、小児科の検診では、聞いてみたんですが、別に何にも言われませんでした。 永久歯に生え変わる時期に自然になおることもあると、どこでも言われているのですが、 今の時期では、どうすることもできないのでしょうか? 遺伝だとしても今から何かしていれば、治してやれないものかと日々考えています。 ひとつ上のお兄ちゃんは、そんなことはないのですが... おばあちゃんに”受け口だね!”って言われるのがすごくつらいです。 今、母親として何かしてやれることはないのでしょうか? やはり生え変わる時期を待たないとだめなんですか? すみませんが、よろしくお願いします。 |
[333] Re[1]: 乳歯の噛み合わせについて、反対咬合なんですが?- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/11/17(Sat) 22:36:26) □U R L/ http://www.koishikawa .com <現在の症状、原因と対応> 11ヵ月の男児、前歯の反対咬合、小児科の先生に尋ねたところ永久歯へのはえ代りの時期に治ることもあるよといわれたが。お母さまも下顎が出ている反対咬合で遺伝的な原因も考えられているとのこと、また身内からの何気ない言葉も胸に刺さる?。ということですね。 まず原因ですが、この時期に反対咬合で、また家族的にも診られる症状であるとすれば、診ていませんので正確ではありませんが、十中八九、将来は反対咬合、それもお母さまに似た下顎骨が出ているような反対咬合となる可能性が高いといえましょう。その推測の基本になっていることを少し話しましょう。 <反対咬合の原因> 大きくわけると2つあります。一つはお子さんの原因とも考えらますが、上下の顎骨の成長発育能力に差があり、思春期を過ぎたころまでにその差が著しく出現するような、いわゆる骨格性の成長発育に問題がある(原因がある)場合と、上下顎骨の成長発育能力はバランスがとれているが、前歯の傾きやはえてくる位置に問題があり、主に骨格性の問題ではなく、歯の問題(歯性の問題=しせいのもんだい)による反対咬合の出現ということがあります(詳しくは、この相談コーナーのキーワードによる検索を行うと同じような相談が見られます)。 お子さんの場合は、骨格性の問題と推測できますから、多分永久歯が生えてくると共に反対咬合が治るということはないでしょう。小児科の先生ですから、これは専門外で、信頼のおける矯正専門医の所で相談されることが望まれます。 <治るのか?> これはほとんど心配なく、前歯の反対咬合は矯正医の所、あるいは一般歯科でかなり矯正治療を手掛けている先生(小児歯科などを含む)などで相談して下さい。さて、反対咬合は改善されたとしても、もし下顎の大きさや形などを含め気になるようであるとすれば、形成外科、口腔外科などとのチームアプロウチの体制がとれるところのクリニックが推賞されます。 いつ頃から矯正治療を始めたら良いかということになりますと、まず専門医の所での相談を受けてからになります。お子さんおような症状は少なくとも小学校4〜5年生ぐらいまでの間に、目場の反対咬合は治しておく方が得策です。その理由は、男女共に、小学校高学年から中学低学年にかけて、体が大きくなる時期=思春期性成長発育時期=身長がのびる時期=下顎骨が大きさを著しく増す時期(上顎骨は差程大きくなりません)、という公式があります。反対咬合をこの時期の前に改善しておくと、下顎骨が前方に大きくなろうとしても、上の前歯で下の前歯を押さえ、下顎の前方成長力にブレーキを駆けることができるからです(正確な表現ではありませんが)。このような理由から体の大きくなる時期(思春期)の前には反対咬合を治しておくことが望まれます。さらに小学校低学年から中学年にかけて上顎骨の前方成長を促進させることができる時期があります。この時期に、反対咬合を治す方法として、上顎骨の積極的な前方成長力を引き出してあげることもできます。ただし上顎骨を前方に大きくさせることができる時期は思春期前のわずかな時期です。考え方によっては小学校の中学年までに上顎骨を前方に大きく成長させ、その後の小学校の高学年から中学校低学年にかけて、下顎骨の前方成長力を押さえるような方法をとれれば、理想的とも言えましょう。むろん、骨格性の反対咬合の原因が、上顎骨の劣成長(れつせいちょう=ちいさな発育能力)と下顎骨の過成長(かせいちょう=大きな成長能力)の組み合わさった反対咬合の場合ですが。 いずれにせよ、今すぐに始めるといいうことではありませんので、時間をかけて、信頼のおける矯正専門医を捜すことから始めて下さい。きっと、お子さん、お母さまの悩みは解決することと思います。 |
[338] ありがとうございました。- ■済! / 質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ あっちっち -(2001/11/19(Mon) 18:18:13) □U R L/ お忙しいのにご返答いただいてありがとうございました。 少し、気持ちが落ち着きました。 永久歯が生え変わる時期まで日々悩んでいて、矯正時期を逃してしまったほうが この子のためにも良くないと思い、矯正歯科・小児歯科の先生を訪ねました。 どちらにせよ、今の時期は見守るしかないと言われました。 矯正については、乳歯が生えそろった3歳を目安に、はじめるなら 5歳くらいからと... ただ、3ヶ月ごとに経過を見ていただくことになりました。 これを機に自分の事も考えようと思ってます。 相談に乗っていただいて本当に感謝しています。 勇気が出ました。頑張ってみます。 また、何かあれば相談に乗ってください。 ありがとうございました。 |
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