文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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[969] 成人矯正について- ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ gogo -(2003/06/08(Sun) 00:50:12) □U R L/ 30歳を過ぎてからの矯正について悩んでいます。 私の状態は叢生で、かなりでこぼこしています。 引っ越してきたばかりで、近くの良い歯科などの情報も わからず、毎日インターネットで調べては悩んでいます。 床矯正については以前から気になっており、他の方の過去 の記事等を読ませていただきました。様々な情報があり、 とても迷っています。 まずは、実際に矯正専門の歯科に相談しに行こうと思って いますが、小さな子供もおり長時間かけ何軒も病院を回る ことが難しい為、訪問する際にどんな点に気をつけ、何を 聞くべきか何をポイントに選ぶべきか等教えて頂ければ 幸いです。 また妊娠した際、どのくらいの期間治療を中止するのでし ょうか? 基本的な質問ばかりですみませんが、宜しくお願いいたします。 |
[972] Re[1]: 成人矯正について- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2003/06/09(Mon) 09:57:16) □U R L/ http://www.koishikawa.com <矯正治療に着いての悩み?> まず、床矯正に関する記事などを読まれてのことだとおもいますが、床矯正装置で治る症状は軽度なものと判断せざるを得ません。その理由は、床矯正装置では個々の歯を動かす時、3次元的に移動することがとても難しいと考えられるからです。むろん床装置は有効な装置であることには変わりはないのですが。そのような理由からどの程度の症状か判りませんが、やはり矯正専門医の所で相談される方が納得度が高くなると思います。 ポイントはそれぞれのか方により違うでしょうが、次のような点に留意したらどうでしょう。 1.相談時の対応 2.担当医の臨床歴(認定医や指導医の資格はあった方が良いでしょうが、必ずしもではありません) 3.先生の人柄や伝わってくる安心感 4.大切ですが、治療費、支払い方法 5.子どもと一緒に来院できるような環境か 妊娠時について;このような状況では出産予定月を踏まえ前後3か月ぐらいは治療を行わないことになると思いますが。私どもどもでは、このくらいの期間を予定し、同時にこの間に治療がストップするということでなく、ゆっくり進むようにしてあります。無駄のないように。 |
[983] Re[1]: 成人矯正について- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ gogo -(2003/06/12(Thu) 00:20:03) □U R L/ 詳しく説明して頂きありがとうございます。 色々調べてみて抜歯をしない床矯正は私の状態には難しいと思い、 やはり矯正の専門医の先生に診ていただこうと思っています。 ただ、また気になることがあり、教えていただければ幸いです。 よく矯正で抜くのは第一小臼歯と聞きますが、それではなく 歯並びを悪くしている原因は本当は奥歯であり、それを抜かないと 何年か後に結局後戻りしてしまうという話も聞くのですが、実際は どうなのでしょうか? 調べるほどに歯科医の先生方の意見の違いに戸惑うばかりです。 お忙しい中、申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。 |
[984] Re[2]: 成人矯正について- ■質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2003/06/12(Thu) 08:36:49) □U R L/ http://www.koishikawa.com <抜歯部位は第一小臼歯で本当によいのか?> 矯正治療技術の発展経緯の中で、最も一般的に抜歯される部位が第一小臼歯といえます。この技術的な背景には、前歯と奥歯の中間に位置する歯の抜歯が歯の移動等の計画をたてる時、比較的立てやすいとということ、小臼歯の歯としての役割、機能を考えると他の前歯や奥歯にくらべその機能が少ないと判断されていたことなどからのことと推測されます。従って、第一、第二小臼歯の歯の抜歯が多く選択されています。むろん、他の部位の歯が虫歯、歯周病、神経を抜かれているような条件としてマイナスが多い場合には、他の部位の抜歯も計画されることが少なくありません。 <奥歯の抜歯、例えば親知らずという歯は?> 近年の考え方で、gogoさんのいわれるように、奥歯(主に親知らず)を抜歯対象部位として治療をすすめることもあります。どちらが理論的に適切かについての結論はでていません。でていないといことは、いずれもが適切な処置とも考えられます。従って、どちらの方法を選択するかは先生により異なるでしょう。 <これに関連して注意しておきたいこと> 質問の中に、小臼歯を抜歯して治療した後も親知らずの存在により結局後戻りしてしまうのではないかとということが書かれていましたが次の点を考えて下さい。 1.後戻りというイメージについて 後戻りと言うと100%もとに戻ってしまうようなことを思い浮かべてしまいますが、100%戻りと言うことはあまりないでしょう。例えば、前歯を3mm移動したとします。この場合前歯ですから1mmもどったとしても、患者さんは戻った、戻ったといいます。しかし矯正治療により咬む機能、発音する機能等に問題が生じなければ、許される後戻りとして考えられます。しかし見た目が機になると言うことからすれば、これは再治療の対象と成るでしょう。後戻りについては何回も書きましたが、咬み合わせ機能等がさらに良好となるプラスの後戻り、と再治療を要するマイナスの(見た目の改善を含めた)ものがあります。両者は一般的に一緒に論じられるためとにかく後戻りは悪いイメージが付きまといます。生物である限り多少の後戻りは許容範囲と考えて行く必要性はあると思います。 2.親知らずと後戻りの関係について これは単純に考えれば、あーそうかとなりますが、色々な状況下(親知らずの骨の中での位置、大きさ、生えてくる力の有無、顎の大きさや形態、患者の年齢、親知らずの前の歯の移動の様子などなど)により異なります。従って、一概に後戻りの原因が親知らずのせいだとは言えません。その証拠となる論文は過去多く発表されています。熱心な先生ならば、御自身の発言の正統性を主張するには論文を読まれていることでしょう。Fanning E.A(1962)、faubion B.(1968)らの論文は役立ちます。 3.親知らずの対する考えはいわゆる白人とアジア人種では異なる とはいえ、顎の大きさ形、歯の形大きさが白人とアジア人種で異なることは解剖学会、人類学会等で述べられていますから、必ずしも前述の英語論文のデータが日本人に合うとは限りませんが。しかし、親知らずと後戻りの因果関係はまだ立証されていませんので、今後の研究成果に期待されるところです。 以上のことから、現状では先生により異なった意見やアドバイスがなされることは仕方ないことでしょう。迷う様でしたら、費用よりも臨床経験の多い先生の所での治療が勧められます。 |
[985] Re[3]: 成人矯正について- ■済! / 質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ gogo -(2003/06/13(Fri) 01:03:45) □U R L/ わかり易くかつ具体的に説明して頂きありがとうございました。 おかげでいろんな不安も解消されました。 色々悩む前にやはり実際に診ていただいて、先生を信じるのが 一番だと思いました。 本当にお忙しいなか、ありがとうございました。 |
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