神奈川県川崎先生の「みんなの疑問Ｑ＆Ａ」
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[3] Re[1]: No Title- ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 川崎先生 -(2001/08/24(Fri) 21:47:47) □U R L/ 勝手ながら状況を設定させていただきます。 下顎の骨が大きく受け口で顎の骨を削る手術をしないと治らないといわれた。歯並びはでこぼこしガタガタしている。こんな様子でしょうか。 顎の骨を手術して咬み合わせを治す場合 １）手術前の歯の矯正。期間１年〜１年半 上下とも手術後の咬み合わせを想定して歯並びを治す。 ２）顎の骨の手術。入院期間２週間〜２ヶ月 入院して手術した骨がくっつくのを待つ ３）手術後の歯の矯正。期間１年〜１年半 新しい咬み合わせの微調整 この１）の手術前の歯の矯正を短時間でしたいという主旨と解釈します。 たしかに、骨の表面に切り込みをいれて矯正すると歯は短時間で動きます。正確には歯を骨ごと動かすのです。植木を他の場所に移すとき根の周りの土ごと掘り出して移植すると考えていただくとご理解いただけるでしょう。コルチコトミィーという方法です。 普通の歯の矯正は年単位の時間がかかりますが、コルチコトミィーを併用すると半年とか１年で歯並びを整えられるのも事実です。しかし、当然、いいことばかりではありません。 １）歯肉をはがし、歯の１本ごとに骨に切れ目を入れていく手術が必要です。それも頬側と舌側の両方 です。入院は必要ありません。 ２）すべての症例でできるとは限りません。 ３）保険が適用できません。 普通の歯並び矯正にこの方法を使って半年でなおると宣伝している病院もあるほどです。方法そのものはいかがわしいものではありませんが痛み、ある種の危険、金銭等のデメリットをしのぐほど時間が優先するのでしょうか？最終的にはご自身の責任において選択していただくしかありませんが、外科矯正で手術をする場合、もう少し余裕をもったスケジュールが賢明です。 手術、入院は来年ではなく、再来年の夏休みぐらいに考えてください。 実際、手術の予定の前日、風邪をひいたりすれば手術の予定は延びてしまいます。退院だって手術後の回復状態で遅くなることもあります。 入院の大半を夏休みの間に、とぐらいに考 | |
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