矯正装置の種類と特徴

ムーシールド

ムーシールドの特徴

ムーシールドは、乳歯列期（３〜５歳前後）の受け口（反対咬合）を改善するための装置です。お子さんが夜寝る時にプラスチック製のマウスピースをはめるだけで、筋力を調整し正常な噛み合わせに誘導します。使用期間の目安は１年程度です。

子供の反対咬合には様々なケースがあり、永久歯が生える時に自然に治る場合も稀にありますし、また逆にいったん治療して改善しても顎の成長期である思春期に再発する場合もあります。
ムーシールドの他にも様々な治療法がありますので、信頼できる矯正専門医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。また、治療終了後も、定期的に経過観察することが必要です。

ムーシールドのメリット

• 睡眠時に装着するだけで治療が可能
• 早い時期に受け口（反対咬合）が治る可能性が高まる。
• 成長と共に上顎と下顎の噛み合わせが悪化することを防ぐことができる。

ムーシールドのデメリット

• 治療は永久歯が生える前までに限られる。
• すべての受け口の症例に適応できるわけではない。
• 症例によっては、顎の成長期に再治療が必要となる場合がある。