文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
□ ホームへ □ 使い方 □ 最近の質問 □ 質問をする □ 質問一覧 □ 質問全文表示 □ 検索
質問5件分を全文表示
全ページ数 / [0]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[77]
[78]
[79]
[80]
[81]
[82]
[83]
[84]
[85]
[86]
[87]
[88]
[89]
[90]
[91]
[92]
[93]
[94]
[95]
[96]
[97]
[98]
[99]
[100]
[101]
[102]
[103]
[104]
[105]
[106]
[107]
[108]
[109]
[110]
[111]
[112]
[113]
[114]
[115]
[116]
[117]
[118]
[119]
[120]
[121]
[122]
[123]
[124]
[125]
[126]
[127]
[128]
[129]
[130]
[131]
[132]
[133]
[134]
[135]
[136]
[137]
[138]
[139]
[140]
[141]
[142]
[143]
[144]
[145]
- Child Forum -
回答にご協力頂いている先生のWEBサイトはこちら「小石川矯正歯科クリニック」
□ ホームへ □ 使い方 □ 最近の質問 □ 質問をする □ 質問一覧 □ 質問全文表示 □ 検索
質問5件分を全文表示
■質問引用返信■ ・投稿者/ きよみ -(2001/05/11(Fri) 09:49:01) ・U R L/ はじめまして。 この掲示板を見て先生の詳しいご返事に 感動しました。(ちょっと、オーバー?) 似たような質問で恐縮なのですが、 娘(7才)の下の前歯が1本斜めに生えてきています。 虫歯の治療中の歯科医で、矯正歯科で相談したほうが良いと 言われました。 やはり、早めに行ったほうが良いのでしょう。 費用のことも気になります。 千差万別なのでしょうが、1本だといくら位かかるのでしょうか? 住まいは、北海道の旭川です。 どうぞ、よろしくお願いします。 [192] Re[1]: 子供の歯が1本斜め ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/05/11(Fri) 15:12:10) ・U R L/ http://www.koishikawa.com <現在の症状?> 7歳、下の前歯が1本斜めに生えてきている。 7歳という年令から、上下の前歯の交換時期(永久歯への交換)と思われます。この時期で経験するのは、乳歯の時は歯の重なりもなく、とてもきれいな歯並びのかみ合わせであったのに、永久歯が生えてくるにつれて前歯の並びが重なったり、ねじれたりする状況を観察し、うちの子の歯はどうなってしまうのだろうか?といようなことです。きよみさんのお子さんも、多分前歯が生えてくるとこのような感想を抱く可能性が高いのではないかと思われます。そのようなこともあって、 今の先生が一度矯正の先生に相談したらどうですか、とおっしゃったのではないでしょうか?。 <どうすればいいのか?矯正医に相談しておいたほうがよいのか?> 結論的には、時間を見つけて矯正専門医や、一般歯科の中で矯正治療もできる先生などに相談された方がよいでしょう?。ご承知のように矯正治療は保険がききません(一部の特殊な症例は保険が適用されます)。まず電話で矯正相談だけをしたい、その時にかかる費用はどのくらいか、等を確認して相談に出かけて下さい。 はじめての相談(初診相談しょしんそうだん)には通常相談料金がかかります。私どものように無料相談をしているところもありますが、通常は費用がかかります(3000円〜10000円の範囲か?相談内容にもより異なっているようですが?定かではありません)。 旭川市の矯正専門医で、日本矯正歯科学会(会員約5700名)に所属し学会の認定医あるいは認定医を指導する指導医の資格を有している先生方の連絡先をリストしておきますので参考にして下さい。複数の先生を回り御自分達にあった先生、治療内容を確認されるのが得策です。 <認定医> 1.小川歯科医院:小川康先生 旭川市神楽3条3丁目2ー15tel;0166-61-1093 <認定医/指導医> 2.岡田矯正歯科:岡田昭人先生 宮下通7丁目 tel;0166-22-7165 <認定医> 3.かさい矯正歯科:葛西克之先生 旭川市3条8丁目右6号 tel;0166-25-7700 4.マシタ歯科クリニック:真下雅充先生 旭川市東光4条5丁目3ー8 tel;0166-35-7225 平成10年8月発行日本矯正歯科学会会員名簿1998年版より。現在ではさらに認定医ならびに指導医の方々の追加があると思います。確認を希望されるならば日本矯正歯科学会のホームページへのアクセスをお願いします。 <おわりに> おこさんの矯正治療は小学校から始められることが予測されます(いつ頃かは検査診断次第と思われますが?)。参考として<小石川矯正歯科クリニックのホームページが役立つと思われますのでどうぞ。アドレスはhttp://www.koishikawa.com> です。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ みゆき -(2001/05/09(Wed) 00:16:12) ・U R L/ 私はそんなには歯並びは悪い方ではないと思うのですが、どうしてもきっちり並んだ歯に したいのです。それから私の上の前正面2つの切歯は少し大きくて気になっています。私の歯はどうなっているかというと、∪∪∪∪と、いうように上の切歯が並んでいたとしましたら、左から四番目の切歯から隣の左から、三番目の切歯一つ分くらい少し奥に引っ込んで並んでいます(歯はまっすぐはえています)。それから前の切歯は左から三番目まで少し斜め前に向かってはえています。下の切歯も斜め前に向かってはえています。少し出ている切歯を左から4番目の切歯の列に揃え、斜め前に向かってはえている歯をまっすぐ下向きになるようにし、前の大きい歯をリフトアップしたいのです。前に歯医者さんに相談したのですが、各歯の両端のエナメル質を少し削ってその隙間を使って矯正する方法は無理だそうです。希望としては歯の裏にする矯正がいいのですが、歯の表側にする矯正と比べると期間はどのくらいでしょうか。治療費も知りたいです。 [186] Re[1]: 相談なのですが・・・。 ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/05/10(Thu) 11:47:05) ・U R L/ http://www.koishikawa.com <現在の症状?> パッと見るとあまり気にならないようですが、どうも上下の前歯:ぜんし(みゆきさんが切歯せっし:とよんでいる歯)がきれいに並ぶ隙間が不足して歯の傾きや位置に気になるところがあるようですね。このような症状は専門的には叢生(そうせい)、一般的には乱杭歯(らんぐいば、らんぐいし)といいます。原因の多くはは歯の大きさと、その部の骨の大きさとの不調和(バランスがとれていない状態)によります。他の原因もありますが見ていないので一般的な原因についてのみお話しました。 <ではその治療とは?考えられる治療法> 考えられる治療はふたつです(1)人工的な歯を作り前歯にかぶせる、(2)矯正治療で位置の悪い歯を動かす(この中には相談された先生との話の中に出てくるエナメル質を削り隙間を作り、歯をきれいに配列するという考え方も含まれます)。 <矯正治療を考えた場合?> 文面だけでは無責任なアドバイスになる可能性がありますので、矯正医に相談されることを勧めます。 裏側の矯正治療については次のようなことがいわれています。 (1)治療期間は長引きがちである(これも症状を見ていませんので詳しい期間等についてはコメントをひかえます)。 (2)料金。表側からする矯正治療費の1.2倍から2倍ぐらいの範囲があるのではないでしょうか?治療費は自費診療のためまちまちです。複数のクリニックに問い合わせたらどうでしょうか?。 おわりに:現在表側からの矯正治療も成人では数多く見られます。どうしても目立つのが嫌だということであれば仕方ありませんが、個人的にはお金がもったいないような気がしてなりません。裏側から矯正をしている先生方を避難するつもりは毛頭ありません。裏側からの矯正も時として必要なことは十分に理解しております。 [188] Re[1]: 相談なのですが・・・。 ■質問引用返信■ ・投稿者/ みゆき -(2001/05/10(Thu) 22:20:45) ・U R L/ ご回答有難うございました。とても参考になりました、ありがとうございました。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ eiko -(2001/04/21(Sat) 18:14:11) ・U R L/ はじめまして。 最近矯正を始めた23歳のOLです、症状は受け口です。矯正を始める前に何件が 歯医者さんに相談に行ったのですが、その全ての歯医者さんに私の受け口は矯正だけでは完璧に治らないから手術が必要と診断されました。しかし手術すると顔も変わるから同僚に整形したと思われるような気がするし、入院も大変そうだしで矯正を先延ばしにしていました。実際矯正しようと決意出来たのは、何件か相談しているうちに、私のケースは今すぐ手術を決めなくても、実際矯正をやってみて1年位してから決めてもいいとおっしゃって下さった歯医者さんを見つけたからです。でもいずれははっきりしないといけないし、、手術ってしなきゃいけないものなのでしょうか?後遺症とか残らないんでしょうか?手術=とっても不安です。実際みんな手術が必要と診断された人って手術してるのでしょうか?親は私の気持ち次第といいます。まったくその通りなんですがかなり迷ってます。 [177] Re[1]: 受け口の外科手術 ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/04/23(Mon) 11:07:42) ・U R L/ http://www.koishikawa.com <現在の症状?とこのコーナーに質問を寄せるまでの経緯についてのアドバイス> 受け口(反対咬合はんたいこうごう)、成人。いくつかの歯科医師(矯正医ですか?)に診てもらった結果は、顎の骨切り手術と矯正治療の併用とのことですね。診察した歯科医師が矯正医であるとすれば、かなりの確率で外科的な処置を伴う矯正治療の症例と思われます。 何軒かのクリニックで相談した後、”矯正治療を1年ぐらい先行させ、その後、手術を要する矯正治療をかんがえたらどうですか?”という先生に会ったとのことですが。この状況を考えてみますと、次の点にeikoさんが考えなければならないことがあると思います。 (1)矯正治療単独の治療法と骨切り手術を併用する治療法における歯の移動方向は正反対になることが多い。 現在の症状を矯正治療だけで処置する場合と骨切り手術を併用した矯正治療を行う場合では、個々の歯の移動方向が正反対になることがあります。例えば、矯正治療だけで行う場合には、したの前歯は後方に移動、上の前歯は前方に移動し、受け口を治していくことが原則的に考えられます。一方、骨切り手術を併用する場合には、手術直前のかみ合わせの状態を、はじめの受け口の状態よりもさらに悪い状態にしておく必要があります。このことに関する説明は多くなりますので省きますが、要は、2つの治療法における歯の移動が正反対になってしまうことを、1年ぐらい治療を行ってから考えてもいいのではないかと、おっしゃった先生がどのように考えているかです。 二股、道の分岐点に立った時、右に行くのか、左に行くのか?ぐらいの違いがありますので、アドバイスしてくれた先生の考え方を再度、確認しておくことが必要と思われます。 (2)2つの治療法に迷っている患者さんへの対応 私自身、eikoさんのように手術はしたくない、でも迷っているとい患者さんを多く経験してきました。このような患者さんに対し私の場合は、 <a.>どちらかといえば手術を併用する方が治療結果がより正常な状態に近付くと判断される症例 治療法に対する患者さん自身の考えがまとまるまで待つ。 矯正治療と外科的手術を要する治療法ならびに結果の違いを示し、どうしても手 術が嫌だということであれば矯正治療単独で処置を行う(症状の程度にもよりますが)。 <b.>手術でしか治療法が決まらない場合、 基本的には治療を行いません。ここまではっきりとした症状は他の矯正医の所で相談しても私と同じ考えだと思います。万が一、私の診断結果と違い、矯正治療単独で行うという先生がいたら、教えてほしいという気持ちになります。 <その他の関連質問に対するアドバイス> (1)手術ってしなければいけないのか?必要性はどうか?という質問だと思いますが。ーーーーやはり本人の意識にその答えはあると思います。迷うようであれば姑く時間をおいてもよいでしょう。 (2)手術が必要と診断されたひとはどうか?ーーー多くは手術を併用する矯正をする傾向があります。またこの時の矯正治療の費用が保険でできることも魅力であるようです。 (3)整形と間違われないか?ーーー手術を要する矯正治療が保険でできる戸いうことから、この症状自体、病気であると認定されたようなものです。従って、保険のきかない美容外科、美容整形とはことなりますので、ともだちに聞かれたら<かみ合わせの異常で手術をするの>と、病気を治すために行うことを明確に伝えることができると思いますが。 では。 [179] Re[1]: 受け口の外科手術 ■質問引用返信■ ・投稿者/ eiko -(2001/04/25(Wed) 00:26:49) ・U R L/ ご丁寧な説明ありがとうございました。 ちょっと私の説明が簡単すぎましたね。反省 >1年ぐらい治療を行ってから考えてもいいのではないかと、 おっしゃった先生がどの>ように考えているかです。 これなのですが、先生のお話だと私は下の歯がちょっとガタガタになっていてスペースが狭く、手術の有無に関わらず下の第4臼歯2本の抜歯が必要だからという理由でした。 >(2)2つの治療法に迷っている患者さんへの対応 これは私の場合はaの手術を併用した方がより正常になる・・の方だと思うのですが、もし矯正だけでやった場合=きれいに並ぶが、普通の人の噛みあわせよりちょっと受け口ぎみになる(少しだけしか下の歯が上の歯より奥へ行かない)らしいのです。 でも手術しても私の場合は上の歯(犬歯)が1本足りないらしく完璧な噛みあわせ にはならないともおっしゃってました。 ちなみに私が通っている歯医者さんは矯正専門の歯医者さんです。 手術の決断はほんと悩みます。 今度の調整の時もう一度先生に手術の話と治療方針を詳しく聞いてから再検討 しようと思います。その時はまた相談に乗って頂くかもしれません よろしくお願いします。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ みずき -(2001/04/21(Sat) 00:53:21) ・U R L/ はじめまして。子供の矯正について教えて下さい。 小学校1年生の子供は、下顎がちいさく歯の隙間がありません。 虫歯をみてもらった歯医者さんで歯を1〜2本抜いて矯正した方がいいと 言われました。 母親の私も子供と同じで下顎が小さく、出っ歯で一部重なっている歯もありますが、 いまのところは不便もありません。(これから歯槽膿漏予防に歯石除去に継続して通おうとは思ってますが) 子供もこの程度なら特別不便も感じないのではと思ったりもして、もうしばらく様子を みれないかなと思っています。 歯を抜いて歯の数が減る事にすごく不安を感じるのですが、早めに決断して歯を抜き 早めに矯正した方が良い場合もあるのですか? あと、まだ迷ってしまっていて決断できないので、大学病院や矯正専門歯科で相談したほうがよいでしょうか?(その歯医者さんは矯正専門ではない) [178] Re[1]: 子供の矯正について ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/04/23(Mon) 14:41:40) ・U R L/ http://www.koishikawa.com <現在の症状?> 小学校1年、下顎が小さく永久歯の生えてくる隙間がない、歯科医師から歯を1ー2本抜歯して矯正した方がよいのではないかといわれた。母親も下顎が小さく、出っ歯で、一部、歯の並びが重なっているところがある。 これらの記述から考えられることは、 (1)上顎前突(じょうがくぜんとつ:一般的には出っ歯などといわれます)。原因は上顎骨の大きさと下顎骨の大きさに調和した発育が見られないためとおもわれます。 (2)(1)の症状に、歯の並びがきれいに配列しておらない、重なりあった状態=乱杭歯らんぐいば、叢生そうせい。 で、典型的で、我々の教科書に出てくるような症状です。従って、今かかっている先生が指摘されたように、矯正治療を受けた方がよいと思われます。 <いつ頃から?> 現在小学校1年といことですから、もう少し待ってから、小学校3、4年頃からの開始かなと思います(むろん、症状によっては今から開始する場合もあります が)。少なくとも、からだの活発な成長発育が出現する(1年間に5、6cmも身長の伸びが出現する時期、男児であれば声変わり、女児であれば生理の出現など第2次性徴の出現など)前からの開始と考えた方がよいでしょう。といいますの、もこの時期から(多くは小学校3、4年生頃)治療を開始することにより、症例によっては永久歯の抜歯の可能性を低くすること、また抜歯本数を少なくさせることがあります。そのような意味から、今すぐでなくとも、今から矯正医、クリニックを捜し、矯正相談をしておくとよいでしょう。 <どこで?> これは、矯正専門のクリニックのほう方がよいと思います。大学病院の矯正科でもかまいません。治療を考えるに当たっては、平日の通院、治療費、担当される先生との相性など検討して下さい。 今は、近くにある矯正クリニックでよい、あるいは大学病院だから安心、という判断基準から、いかに安心して任せられるかが重視されています。色々検討してみて下さい。 では。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ ごまこ -(2001/03/04(Sun) 17:24:58) ・U R L/ 私は29歳で、八重歯に乱杭歯しかも噛み合わせも悪く、奥歯の親知らずの前の歯もゆがんで生えています。親知らずは上のみ見えかけている程度で、下は完全に歯茎の中です。 親知らずが原因で他の歯を押して歯がゆがんで生えてくるので、親知らずや奥歯を 抜くことによって、ゆがみを直して矯正する方法があると本で見ました。 第一小臼歯を抜かないで矯正する事は、特別な病院でないとできないのでしょうか? [136] Re[1]: 矯正の方法について(成人期、抜歯を考える症状?) ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/03/05(Mon) 10:27:50) ・U R L/ http://www.koishikawa.com 現在の状態: 29歳、八重歯、乱杭歯(叢生そうせい:永久歯の生える隙間が足りなく歯が重なりあったり、ねじれたりしている状態)、奥歯の親知らずの前の歯が傾いている(近心傾斜きんしんけいしゃ、前の方=近心きんしん、後方=遠心えんしんといいます)、下の親知らずは完全に歯茎の下にある(埋伏歯まいふくし、何らかの原因で歯が口の中に生えてこれず骨の中に埋まってしまっている状態をいう)。 ごまこさんの場合、咬んだ時上顎が突出している、あるいは反対のかみ合わせである、奥歯だけかみ合い前歯で物がかみ切れない、などの症状を合わせ持っていないとすれば、先に書きましたように<叢生=乱杭歯>の状態が主な症状と考えられます。 治療について(歯を抜くか?抜かないか?の判定をどのように考えるか?): このような叢生の状態を改善するためには、その歯並びにの窮屈な状態(叢生の量=既存の歯が重なり合がなく整然と並ぶために必要とされる量の過不足度)によります。例えば、上の歯列(しれつ、歯の並んでいる形=歯並びの全体的な形)を例に取りますと、歯列のまん中(正中せいちゅう)から片側の歯の並びに、歯が整然と並ぶための隙間が5mm以上不足しているようであれば抜歯を考える可能性が高くなります。それでは2mm程度であるとすればどうかというと抜歯をしないでも何とかなるのではないかと考えることもあります(いずれもある例です)。 主に歯の配列に要する量(mm)の不足の程度で抜歯や抜歯をしないで(非抜歯ひばっし)治療するかを判定することになりますが、この要素に口元を後方に下げたい、あるいは前歯の歯の傾きをどの程度改善するか、などの要素も検討し決定することになります。これらの関連検討事項を簡単にまとめると次のようなことです。 <抜歯判定の検討事項> (1)歯を整然と配列のために必要とされる量 (2)前歯などの傾きの改善量 (3)口元(上下の唇部)の後退量 (4)上下の歯の適切なかみ合わせを確立するために移動する歯の移動量 それでは<ごまこさん>の場合: どちらで治療を行うとしても、上に書いた内容の説明を確認して抜歯、非抜歯の治療を行うようになるのではないかと思います。抜歯症例と判定されると多くの場合、第一小臼歯が選択されることが少なくありません(教科書的な、典型的な抜歯部位)。 抜歯部位については、ごまこさんが考えているように第一小臼歯でなく、<親知らず>を抜歯して、それより前方にある歯を時間をかけて後方に移動し治療を行うこともあります。この判定は前述しましたようにあくまでも総合的な判断といえましょう。坦当医と相談して下さい。 またこのような親知らずを抜歯して、第一小臼歯の抜歯をしない病院は特別な病院でないとできないのでしょうか?という質問については、矯正医であれば患者さんの希望を考慮し、基本的にはどこでも考えてくれると思います。 最近、親知らずを抜き(抜歯)、他の歯は抜かない=どうだすばらしいだろう!というような一部の矯正医側の主張を本やマスコミを通じアピールしている状況を見ます。私の所でもそのような相談を数多く聞きます。しかし、このような主張は特別なことではありません。多くの矯正医は昔からできるだけ抜歯を避け治療を考えてきました。放置しておけば抜歯になる症例症状を、色々な治療技術を駆使し、非抜歯で治療を終了した例などは数多く報告されていますし、現在も遂行されています。これらの主張を批判はしませんが、迷惑であることは私だけではないと思います。 おわりに: ごまこさんも悩みますね。でもメールの内容からこのまま放置するのもよくないのではないでしょうか?。治療費、治療期間、使用する装置、色々考えることもあります。治療をする、しないにかかわらず、一度相談されたらどうでしょうか?。 心配ならまたメールして下さい。 矯正治療に限らず、歯科治療を行うクリニックを選ぶ基準は、従来の近いから、便利だからとうことから、いかに先生方の説明、料金などに対する納得度が得られるかというように変わってきています。これは必然的なことです。頑張って下さい。 [138] Re[1]: 矯正の方法について(成人期、抜歯を考える症状?) ■質問引用返信■ ・投稿者/ ごまこ -(2001/03/06(Tue) 22:09:30) ・U R L/ お忙しい中とても分かりやすいアドバイスありがとうございました。 結婚や転勤そして第一子出産となかなか矯正の機会を逃してきました。 子供も1歳半になったのと、次の転勤先で3年ほど留まるであろうという事で 今しかないと色々と調べていました。 先生のアドバイスはとても参考になりました。 単純に本を信じ、本に載っている歯科医院でしかそのような治療ができないものと 考えておりました。悩み多き矯正を考えている者としては、できる限り抜歯なしで 治療できたら・・・と考えているところに、そういう内容の本を見るとついつい信じて しまいました。 著者の先生も嘘を言っている訳じゃないけれど、その本を読んだ人の中には、 是非ともその先生の治療でなければと思ってしまう人もいる事と思います。私も その一人になりそうだったのですから・・・。 インターネットがあって良かったです。転勤までに、矯正した人の意見等々調べて 慎重に自分にあった病院探しができればと思います。 ちなみに関東転勤の暁には先生の病院に行くことができればと思っております。 [173] Re[2]: 矯正の方法について(成人期、抜歯を考える症状?) ■質問引用返信■ ・投稿者/ ごまこ -(2001/04/20(Fri) 15:13:19) ・U R L/ お忙しいところ申し訳ありません。 先日、左奥歯が痛んだので実家近くの歯科医院で診て頂いたところ、風邪や疲れ から、歯茎が炎症をおこしているとのことでした。 10年前に7番目の歯の上に半分歯茎が覆いかぶさっていたところを切開してもらったのですが、その部分に磨き残しがでていたようでした。幸い細かいところを磨く歯ブラシの おかげで痛みは消えました。 しかし、先生に診て頂いた時にレントゲンで私の親知らずが真横に傾いていて、 しばしば痛むならこの歯が押しているかもしれないので、様子をみましょう。との 事でした。「抜歯する時は、大学病院で骨を削って抜きましょう。」と言われました。 その時、矯正することを考えている事も伝えたところ、(先生は小児歯科の先生) 矯正するなら、「親知らずは抜歯しておいた方がいいのでは。」との事でした。 完全に骨の中に埋まっている親知らずは抜歯した方が良いのでしょうか? 年をとってそのままにしておいたら、どうなるのでしょうか? 骨を削って親知らずを抜くと前の歯もダメにならないか心配です。 もし、矯正するのに必要ならば、実家が近い今のうちに1本だけでも抜いておいた 方がいいと考えているので、よきアドバイスをお願いします。 [174] Re[3]: 親知らずの処置?抜歯? ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/04/20(Fri) 18:51:07) ・U R L/ http://www.koishikawa.com おひさしぶりですね。お元気ですか?。さて今回の質問は、前回の矯正治療との兼ね合いで重要な内容と思われます。 <親知らずの抜歯について?> 親知らずについての一般認識は、抜歯しても構わないのではなかろうか、ということを多く聞きます。確かに歯科医師側も親知らずは抜歯しても差程問題にはならないであろう、との不明確な認識があることは否めません。 ごまこさんの今回の症状からすると抜歯しておいてもよいのではないかと思われます。その理由は(1)レントゲン写真(エックス線写真)で今回抜歯を考えている親知らずが、真横に傾いており生えてくる可能性がほとんどないこと、(2)親知らずの前にある歯が痛む(炎症を起こす)という症状が見られたこと、(3)すでに生えている歯が乱ぐい歯の様相を呈しており、もともと歯の生えてくる顎の大きさと歯の大きさとに不調和が見られていること、これらのことから通常、罰し処置を考えることは少なくありません。 骨の中にある訳ですから、歯肉とその下の骨の一部を削除し親知らずを抜歯することになると思います。このような処置については開業されている先生達も積極的に抜歯をされますが、患者さんの管理上、大学病院や市立病院などにある口腔外科で処置を行う方がよいかも知れません。 <質問に対するアドバイスのまとめ> 1.ごまこさんの場合は、親知らずを抜歯してもよいだろうと思われます。 2.抜歯せずにそのまま放置ししておいたらどうなるのか? 最近経験した親知らず周辺の痛みなどが周期的に生じたり、7番目の歯(第二大臼歯)の後側などが虫歯になりやすいような状況を引きづって行く可能性は高いかも知れません。痛みや歯肉の腫れ(炎症)、虫歯などが気になるのであれば抜歯も仕方ないかも知れません。 3.親知らずを抜くと前の歯も悪くなるのでは? 親知らずをもし抜いたとすれば、少なくともその前の歯(7番目)は歯の掃除がしやすくなること、例え虫歯になっていた、あるいはその傾向があったとしても予防的な処置がしやすくなるのではないでしょうか?。従ってむしろ7番目の歯にとってはよいことになるかの知れません(現在の状況が分かりませんのであいまい な表現にはなってしまいます)。 <親知らずの抜歯に対する注意> 1.骨の中に埋まっている親知らずは、下顎神経が入っている下顎骨の中にある管の近くに位置していることが少なくありません。従って親知らずを抜く時、この神経の管を少しいためますと、時として唇の周りに軽いしびれ感(正座を長くした後、立ち上がると足に何ともいえないしびれ感を感じることがありますがそのような感じのしびれです)を残すことがあります(多くの場合、時間とともにそのしびれ感は消失してゆくともいわれていますが)。従って、抜歯などが専門の口腔外科での受診が望まれます。 2.親知らずの前にある歯が、すでに何本かない場合、このような場合には親知らずを抜歯し、その親知らずを、その前にあるすでに歯のない部分に移植する処置がとれる可能性のある場合には、抜歯した親知らずを利用することもあります。従って、ごまこさんのような場合はともかく、人によっては親知らずの再利用という考えもあります。 3.文化的な違いもありますが、米国では安易な親知らずの抜歯に対してはよく考えることを提唱しています。 4.矯正治療の処置の方法では、親知らずを上手に生えさせ、その後、かみ合わせの一員として利用することも可能な場合があります。 <おわりに> 私的な意見ですが、親知らずにも、親知らずの存在理由があるのではないかと思います。現在の歯科医学では親知らずに対しては冷たいですが、これから先はもしかしたら重要な歯になるかも知れません。私もよくよく考えてから親知らずの抜歯を決めています。 では、また何かあればどうぞ。 |
- Child Forum -