文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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■質問引用返信■ ・投稿者/ あゆこ -(2001/04/03(Tue) 06:22:05) ・U R L/ 海外(ヨーロッパ)に住み30代で、これから約2年の矯正をしようとしています。レントゲンなどもすみ、先生から矯正後のコンピューターによる予想写真を見せていただきながら、もし完璧な顎の線を求めるのならば、矯正後に顎を少し切って顎をつくる手術をすすめられました。機能的な問題からではなく、あくまでも美容上の理由からで、手術は10分程度で矯正の先生が行ってくださるとの事でしたが、日本でも一般的なのでしょうか。美容整形手術に近い様に思えるのですが、こういった矯正にともなう手術についてのご意見をお聞かせ下さい。私の症状は片方に八重歯があり、前の上下の歯がきちんとは噛みあわず、全体的に少し出ている感じです。また顎が普通の人とくらべて少し丸くなっている状態です。寝ているときや意識していないと口がきちんとしまっていないようです。矯正後の予想写真では前の上下の歯が奥に入り今より顎のラインがでるのですが、手術後はかなりはっきりとしたラインがでるようです。よろしくお願いいたします。 [151] Re[1]: 矯正後の美容整形?ヨーロッパでの矯正と顎の修正手術は? ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/04/03(Tue) 16:45:28) ・U R L/ http://www.koishikawa.com <現在の症状と矯正医から提示された治療計画について?> 1.症状の確認と推測されること: 30代の女性、ヨーロッパに在住、片側の八重歯(犬歯の低位唇側位けんしのていう英語ではheigh canine)、前歯があわない(前歯部の開咬かいこうopen bite)、前歯の部分が少し出ている(protrusion)、顎(下顎かがくlower jow, mandibular)がふつうの人に比べ丸い気がする。これはアジア人種独特の顔貌(がんぼう)ともいえます。白人は鼻と下顎の前方部(オトガイ部chinの部位)が前方に突出しているため上下の口唇は相対的に後退して見える特徴があります。そのためアジア人種は口元の突出感が顕著に目立つ傾向があります。 睡眠時に口を開けているようだとのことですが、このような状態を口呼吸(こうこきゅう、mouth breathing)と呼びますが、原因は舌の大きさ,舌小帯(ぜつしょうたい、tongue frenum、舌を持ち上げた時、したの裏側の真ん中に見えるヒダのようなもの)が短すぎる(舌小帯の強直きょうちょくankylosis)、扁桃(tonsils) の肥大、鼻腔の狭窄(きょうさく)、鼻炎、異常嚥下癖(いじょうえんげへきabnormal swallowing、食べ物を飲み込む時上下の前歯の間に舌がはさまり、舌が突き出てしまうような状況)等が考えられます。正常な方でも口呼吸をすることもありますので、その程度により矯正治療に関連して耳鼻科などの併診をして頂くことも少なくありません。 2.治療計画 以上の書かれた症状から、治療は矯正治療、外科的治療(顎の部分の修正手術)、耳鼻科での呼吸の治療?などが考えられます。矯正治療については異論はありません。有能な矯正医を見つけて(紹介されて)治療を勧められたらどうでしょうか?。ただ、矯正治療に伴う口腔(こうくう)機能の改善以外の顎の修正手術に関しては、患者さんの美的基準にもよると思いますのでお答え出来ません。白人社会の中での美意識、対するアジア人種特有の美意識は異なります。あゆこさんがどこをどうしたいのかにもよると思います。心配ならばまず矯正治療を進め、すすめる中で考えるか、矯正装置が外れ、その時の口元を含む感じで決められても遅くないと思います。身内であればそのようにアドバイスするでしょう。 <このような矯正治療と外科的処置の併用例について> 日本では一般的ではありません。しかし矯正治療が終了しその後、やはり本人が気にするようであれば、矯正治療後に顎の部分を前方に移動するような形成手術や、逆に顎の部分を小さくする手術を行うことはあります。 このような症状を気にした場合、矯正医の所から形成外科医、口腔外科医(ほとんどが形成外科医での処置となっているようですが)への紹介、そして相互の先生方との共同治療という治療経緯をとることが少なくありません。 一方、最初に形成外科(特に美容外科)で相談されますと、歯科的な治療(矯正、補綴ほてつ処置=人工的な歯を作り気になっている歯並びなどを修正する処置)はどうしても遅れがちとなることがあります。理由は患者さんの希望がまず、顔貌の改善であるため先に手術をされ、その後に咬み合わせの治療を行うことになり、矯正治療のような長期間に渡る治療内容よりは、歯を削ったり、場合によっては抜いてしまったりしてその後、人工的な歯の修復物で補うことが少なくないと聞きます。 あゆこさんが提示された治療計画は日本では少ないと思います。ただし先に美容外科的な相談をされた場合にはこの限りではないようです。この対応の良否についてはコメントすることは出来ません。 矯正医が顎の修正手術を合わせてするようなことは日本ではまずないといえましょう(あってもごく稀でしょう)。その理由は、矯正治療という専門性を重視し、そのことは同時に外科的処置を行う外科医も互いに尊重しあうからだともいえましょう。日帰り手術も近年盛んに行われているようですが、矯正医の所で手術の設備を同時に有する所は、大学病院レベルのような所でしか無理ではないでしょうか?。むろん、理屈をこねれば、できる個人的な施設もあるかも知れませんが。 おわりに: 矯正治療を受けることは賛成です。手術を勧められたことにたいしては慎重に対応して下さい。特に顔の形に対しては人種性があるため慎重に判断されることを勧めます。コンピュータによる治療前後のシュミレーションはあくまでも平均的な治療上の変化を患者さんに提示するものです。例えば上の前歯を1mm後方に平行移動、あるいは傾斜移動した場合の上の唇の変化がどの程度得られるかなどを示しますが、これはあくまでも平均的な変化様相です。唇の厚さや前歯の歯根(しこん)を支えている歯槽骨(しそうこつ alveolar bone)の変形度合いなどにより得られる口元の状態は異なります。従って、提示される、いかにも科学的であるようなシュミレーションも、結局は個人の症状をいかに正確に把握し、人種的な治療変化を示す臨床的根拠に照らし合わせた予測をするかが、良質な情報提供となります。シュミレーションは必要であり私も用いますが、絶対的でないということを知っておいた方がよいでしょう。 海外での矯正治療については、不安もあることかと思います。その時にはできるだけ相談に乗らせて頂きますので、メールして下さい。明るいほほえみがありますように。 [152] Re[1]: 矯正後の美容整形?ヨーロッパでの矯正と顎の修正手術は? ■質問引用返信■ ・投稿者/ あゆこ -(2001/04/03(Tue) 17:48:59) ・U R L/ 詳しくお答えいただきどうもありがとうございました。とても参考になりました。やはり何年もかける矯正に対して日帰りでできる手術(しかも矯正に先生による)には、後々の影響や、先生のおっしゃる様な白人とアジア人の顔貌の違いなども考え、かなりの抵抗がありました。そのような手術がこちらでは、一般的なのか、または、その先生が安易にすすめられているのかで先生への信頼感にもつながっています。(ちなみに私が診ていただいているクリニックは大学病院レベルではなく、アシスタントの方が、2、3人いらっしゃる個人クリニックです。)またご相談に乗っていただくこともあると思いますのでよろしくお願いいたします。 [154] Re[2]: 矯正後の美容整形?ヨーロッパでの矯正と顎の修正手術は? ■質問引用返信■ ・投稿者/ あゆこ -(2001/04/04(Wed) 04:02:28) ・U R L/ 手術についてもう一度確認したところ、矯正の先生ではなく、やはり専門のところで行うそうです。私の勘違いからお騒がせをして、申し訳ありません。矯正後の手術については、慎重に考慮します。外国での矯正にまったく不安がないというわけではありませんが、日本の専門の方にお話をきくことができる事で、安心して矯正治療を受けられます。ほんとうに心からお礼申しあげます。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ ももえ -(2001/03/28(Wed) 14:03:04) ・U R L/ もうすぐ留学するんですが、日本で強制するのと海外で矯正するのでは、どの位費用や内容が違うのですか? [146] Re[1]: 日本か海外での矯正の違いは? ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/03/31(Sat) 08:49:42) ・U R L/ http://www.koishikawa.com 返事が遅れすみません。明日までにアドバイスいたします(留守にしていたものですから)。 [147] Re[1]: 日本か海外での矯正の違いは? ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/04/02(Mon) 10:19:55) ・U R L/ http://www.koishikawa.com ももえさんへ: 海外留学、色々経験しももえさんの将来につながる何かがありますように。 <海外での治療開始についての注意事項> さて、海外での矯正治療を考えているようですが、まずはじめに考えなければならないことは、どのくらいの間、留学するのかということです。成人の場合(矯正治療上では18歳〜20歳以降の年令をさすことが多い)平均的な症状で2〜3年ぐらいの間は矯正装置を歯に付けて治療を行います。従って、この間留学するということであれば治療が中途半端でなく一応の成果が得られると思います。もし1年だけの留学ということであれば、むしろその間は矯正治療を行わないか、あるいは治療を受け持つ先生にその旨を伝え、治療途中で帰国したら日本の先生に矯正治療に関する報告書(治療計画、治療経緯、支払い料金などについての)を書いてもらうことや、料金についての支払いなどについても事前に確認しておくことが必要となります。 <海外での治療内容は?技術、美しさの基準、人種差> 基本的な治療技術には差はないと思います。ただしどの国で行うかにより治療法法の異なりはあります。例えば、白人を対象とする国か、アジア人を対象とする国かで、抜歯を行う必要性、骨切り手術の必要性などの判定基準は多少の異なりが見られるようです。また口元や口元に周りの表情、顔に対する美しさの基準などにも相違が見られるようです。歯が比較的薄い白人では治療終了時の前歯のかみ合わせは、はさみのようにぴったりすることが多いのですが、アジア人種では歯の厚みがあり前歯のかみ合わせに若干の突出感が残るようなこともあります(傾向としてですが)。 <矯正治療費について> これはそれぞれの国の経済状態ですので、何ともいえません。近年、米国で治療すると安い、といことを耳にします。確かにその傾向があります。費用がかからないということでその国で治療するのもよいでしょう。これは各自の価値観ですから何ともいえません。 <留学先の海外でどのように矯正医を捜したらよいのか?> 一番よい方法は、すでに在住している日本人の方に相談し、紹介してもらのがよいのではないでしょうか。できれば複数の先生の所で相談し、本人が納得して開始するのがよいでしょう。 また、国には矯正治療を専門にしている先生方の所属する矯正学会(学術団体)があると思います。その学術団体のホームページから検索するのも方法です。 おわりに: 以上のことを参考にして下さい。楽しく充実した留学でありますように。海外からの相談も受け付けていますので、何か心配なことがあればぞうぞ。ちなみに最近の海外からの相談は、イギリス、米国からでした。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ とも -(2001/03/26(Mon) 21:18:19) ・U R L/ 初めまして。 私は奥歯の本数が左右で違います、右側は3本左側は2本です。 そのせいか口を開けたり閉めたりする時に左顎の奥で音がします。 それと右前歯は一本差し歯になっています。 小学生の時に折ってしまいそれからしばらく何もしないでいたら だんだんと歯がずれてきてしまいした。 右前歯の差し歯は中学に上がる前に入れて、それから一度替えました。 顔の大きさが左右少し違う感じがします。 今行っている歯科医院でも顎変形と言われました。 こういった場合はやはり骨切りなどをしないと無理なのでしょうか? 矯正では良くすることは出来ないのでしょうか? ちなみに私は今27歳です。 宜しくお願いします。 [145] Re[1]: 矯正で良くなる範囲?矯正?or骨切り手術? ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/03/28(Wed) 22:03:40) ・U R L/ http://www.koishikawa.com お詫び:小石川矯正歯科クリニック屁の相談に対する返信が遅れましてすみません。コンピュータの故障でした。 現在の予測症状とどれらに対する処置?: 左右の歯の本数に相違があり、口の開け閉め時に何か変な音がする、成人の今顔の大きさが左右で違う?、歯科医師から顎変形症といわれた、等ですね。 27歳という年令から考えますと、(1)顎関節症(音がする、口が開きにくい、開け閉めする時に少し顎が痛むなどの3症状)、(2)少し顎変形症の傾向がうかがわれる、(3)その他:個々の歯の位置異常などがうかがわれます。放置しておいても良いことは少なく、むしろ今の症状が増惡化するようなことが考えられます。できれば矯正治療を主とした、他の歯科的処置(虫歯の治療、歯肉などの治療、歯の本数が少ないところの補綴(ほてつ:人工的な歯などによる修復処置))の必要性の有無も診てもらったら良いと思います。 顎変形症といわれた?(どうすればよいのか?): もし顎変形症といわれ、そのとおりであればやはり矯正治療と顎の骨切り手術の併用ということになる可能性が大きいと思います。むろんそのように診断され、治療計画を提示されても、なかなか踏ん切れないのが現実です。そんな大事なのか?、入院したらその時の仕事は?、治療に伴うあまりの変化に不安である?などなど、考えてしまいますね。でもその処置が適切であると認識されれば、多くの方々は治療を受けることが少なくありません。 <治療期間?治療費は?> 顎変形症と診断されれば保険が適用できます。しかし全ての矯正クリニックで対応できるとはいえません。保険で治療ができるかどうかをともさんが相談先のクリニックに確かめなければなりません。いくつかの矯正クリニックへ電話し確認されるのがよいでしょう。 治療期間などについての具体的な例を<小石川矯正歯科クリニックのホームページ>に乗せてありますのでアクセスしてその概要を確かめておくとよいかもしれませんね。 顎変形症といわれたが矯正治療のみで何とか治らないか?: これは私も診察していませんので何ともいえません。ただ両者の治療結果の違いについては多少コメントできます。 <矯正治療+骨切り手術の併用> 歯の位置と顎の大きさを変えることができますので、顎の大きさ、左右非対称の顎、などが主な訴えであれあばこの方法が勧められます。あくまでも<顎変形症>という診断が下された場合です。 <矯正治療のみの場合> 歯の位置を変えること、歯の位置を変えることに伴い歯根の位置にある骨の一部はその形を変えるができます。しかし顎の骨全体に対して歯根の占める割り合いは少なく、そのため顎の形、大きさが気になったり、かみ合わせの異常が骨の過度の成長量や方向性の問題を含む場合には、やはり骨切り手術の併用が適切であろうと思われます。むろん、骨切り手術を必要とする都判断される症状でも、時として矯正治療単独で治療を進めることもあります。このような場合には顎の形や大きさの顕著な変化が少なく、それでも構わないという場合にのみ、矯正治療単独で治療を行うこともあり得ます(程度にもよりますが)。 いずれにせよ、矯正医よく相談されてから決めるしかないと思います。年令が27歳とのことですがこのくらいの年令なら、よほど歯の検鏡状態が悪くない限り心配はないと思います。 おわりに: また、相談があればどうぞ。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ 宮崎 -(2001/03/23(Fri) 20:55:27) ・U R L/ こんにちは、はじめまして。 私は顎関節症と診断されまして、最寄の矯正歯科の方へ行き、上の器具までつけたのですが、どうしても嫌で、かといって顎がいがみ噛み合わせが悪く、どうしようもありません。 知り合いがセラミックの方していまして、そちらの方でしたいと伝えるとそこでは難しいと言われました。 探せばあるかもしれないと言われ、探したいのですが、どういう風にさがせば良いかわかりません。 兵庫県内で行ける場所であれば、労力は惜しまないつもりです。何らかの情報があれば本当に有難いです。 宜しくお願いします。 [142] Re[1]: 顎関節症について.転医についての情報提供 ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/03/24(Sat) 11:10:59) ・U R L/ http://www.koishikawa.com 転医(てんい:通っているクリニックが変わる)について 文面が顎関節症についてと現在通われているクリニックを変更したいとのことですが、後者の転医についてアドバイスを送ります。なおこのトピックスについては他に同じような悩みを持たれる方々もご覧になることが推測されるため一般的な事柄も書かせて頂きます。 一般的に転医のきっかけには次のようなものがあります。 1.通院先のクリニックあるいは担当医との円滑な関係の欠如(ちょっとした何かの理由から治療内容などの大きな理由まで、様々) 2.転勤、転居 3.その他(何らかの理由、事故、病気など) 宮崎さんはこれらのどれかの理由かと思います。さて気持ちが他のクリニックへの転医というところに傾いているようですが、転医に関しては様々な問題が生じてきます。次にそれらの例を書きます。 <転医に際しての対応、確認しておきたいこと> 1.まず先生に転医をしたい旨、お話すること。話の内容はデリケートなことが多く、双方での歩み寄りが必要となることが少なくありません。担当医としては転医の理由は知っておきたいですし(これはとても重要です)、状況によっては、その担当医が次の先生を紹介したり、患者さん自身が患者さんの責任のもと、次の矯正医を捜した場合でも前任者の先生に次の先生から情報を提供して欲しい場合も生じます。そのような訳で、現在の先生との関係が悪化しないように対応することが得策と思われます。 2.次に転医することになった場合、転医に伴う関連資料の作成などをお願いすることになります。これは(1)治療経緯、(2)支払った治療費などに関する簡単な報告書のたぐいです。対応して頂くことが難しい、あるいは無理なようであればメモを取っておくのもよいでしょう。 3.転医先での対応。これは宮崎さんを引き継いだ先生にとっては、新しい患者さんとなるため治療費については重複することが生じます。料金や治療の方針などをよく聞かれ納得された時点で決断するようにされるのがよいのではないでしょうか?。 4.以上、転医に考えなければならない事柄は数多くあります。もし可能であれば今の先生とよく話し合いを持ち、納得でされるのであれば時間的、金額的な無駄が省けるでしょう。でもそれは無理であるとすればやはり転医を考えた方がよいかも知れませんね。診察しておりませんので、あくまでもアドバイスです。 おわりに:この件はとてもデリケートな事柄を含んでいますので、できれば小石川の方にファックスあるいはお電話にて問い合わせをして下さい。兵庫県内での転医ということですので、当方で該当するクリニックの情報を提供します。一期一会。 相談された方が矯正治療を通して、幸せな状態になることを祈っております。 |
■質問引用返信■ ・投稿者/ なお -(2001/03/18(Sun) 21:42:23) ・U R L/ 私は反対こうごうですごい悩んでいます・・・・。 春からは高校生になります。中学生の頃は外見のせいでいろいろ言われました・・・。 高校になっても絶対に何かいわれると思うんです。もうあんな辛い思いはしたくありません・・・・。早く治したいと思ってるんですけど、反対こうごうの手術って いくつになったら受けられるんですか?私は高2の夏休みにはなおしたいと思ってるんですけど・・・。とにかく早くなおしたいです!!(><) [140] Re[1]: 手術を伴う矯正治療をはじめられる年令は? ■質問引用返信■ ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/03/19(Mon) 11:50:47) ・U R L/ http://www.koishikawa.com 現在の症状?と治療方法(治療開始時期)?: 反対咬合、手術を要する?、外見が気になる?ーーーとのことで、悩んでしまいますよね。文面から推測し、もし顎の手術を伴う反対咬合であるとすれば次のようなことを知っておくとよいと思います。 <治療開始時期について> 治療を開始する時期としては、 (1)下顎の骨の成長する能力(大きさを増すという意味)がほぼ終了したと判定された時期以降。これは年間の身長の増加量がほとんどなく、ほぼ横ばいか、伸びても数mmというような状況であること。 (2)このことに関連して、反対咬合の程度があまり変化していないこと。などの条件が揃えば、手術を伴う矯正治療を開始する場合が少なくありません。 女性の場合は、男性に比べ1年ぐらいは早くこの手術を伴う矯正治療に着手される傾向があるようです(身長の年間増加量と下顎骨の伸びの関係のデータより)。 骨切り手術が行われる時期は、高校を卒業した以降の年令が多く、手術の前の矯正治療はそれ以前の1〜1年半ぐらいの期間を要します(手術前の矯正という)。そのため高校2ないし3年生くらいから開始されることが多いようです。 なおさんの場合: できるだけ早く治療を開始し、下顎骨の骨切り手術を要する症状であれば気持ちもはやりますね。前に話した内容は一般的で、かつ平均的な治療のスケジュールです。個々の患者さんは、成長発育が早く出現する人、ゆっくり発育する人、様々です。人によっては平均的な治療スケジュールより早くはじめられる方もいます。もし、なおさんがそのような成長発育能力を持つ方だと判断されれば、早期の治療開始となるかもしれません。この判断は経験のある矯正医で、できれば顎切り手術を伴う矯正治療を保険でカバーすることができる矯正クリニックであることが望まれ ますね。 <ではこれからどうすればよいのか?> 1.まず、矯正医の所へ相談されたらどうでしょうか?。相談に当たり次の事柄を電話にてチェックすると良いと思います。 (1)矯正治療を専門に行っているクリニックか? (2)顎切り手術を伴う矯正治療は引き受けてくれるかどうか? (3)顎切り手術を前提とした治療に対し、保険がきくかどうか?。 このことは全ての矯正クリニックが保険を適用して矯正治療を行うとは限らないからです。これには資格の問題がありまして、クリニックによっては保険をきかせた矯正治療ができない場合があります。むろん、矯正治療は自費でも構わないということであれば、どの矯正クリニックで相談するのもよいでしょう。また顎切り手術を伴う矯正治療の技術力は持つものの、あえてこの保険適用可能な申請をしていない先生方もいらっしゃいます。 2.次にそのクリニックを訪れ、相談をする。そして考え、決心する。 なおさんの場合、通院に便利だからというような選択基準よりは、自分にあった先生やクリニックを捜すことがまず必要なことと思います。症状の悩み、そのことに伴う日常生活の悩み、色々あるようですので納得のいく状態で治療がはじめることが大切だと思います。年齢的に親御さん、保護者の方に同伴してもらい、複数で相談先の先生と話されるのがよいのではないでしょうか?。 おわりに: なおさんの場合は、まず相談して、現在のなおさんの下顎骨の成長発育能力を判定してもらうことです。その結果で、いつ頃から矯正治療をはじめられるのか? 、また、手術はいつ頃できるのか?のおおよその目安が得られるのではないでしょうか?。 また、質問があればどうぞ。 |
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